7冊目

以前にも書きましたが、ドストエフスキーにいまだにはまっています。
通勤時間にちんたらよんでいるので、まだ7冊目です。
しかもまだ3作品だからね。のろすぎ。
罪と罰、カラマーゾフの兄弟、白痴の三作品です。次は悪霊を読むつもりです。
今は白痴の下巻を読んでいます。
「白痴」にはドストエフスキーがずっと温めていた本当に描きたかった人間が描かれているそうです。
確かに公爵は純粋で美しい心を持った主人公、なのでしょうが・・・・なんか公爵は読んでいると本当に滑稽で、切なくなってしまうし、物足りない。
高慢で常に世間や自分に対して毒を吐きまくる罪と罰のラスコーリニコフや、無神論を論じながらも実は誰よりも神を信じて(恐れて)いてその事実に苦悩したイワン・フョードロヴィチのほうがずっと人間的で、美しい気がします。
これからどうなるかわからないけどね。でも結末がなんか悲劇な気がします。

なぜドストエフスキーに手を出したかと言うと、今年は名作ばかり読むことに決めたので、いきなり読みづらいものから読んでいこうと思って、手を出したらまんまとはまってしまったと言う訳です。
結構名作って読んでいないのが多いなあ。特に外国文学は今まで倦厭していたから新鮮で面白いです。

ドストエフスキーを呼んでいて、台詞中に「ひっひ!」とか、笑う人が多いのですが、ありえないよな。「フッフ」ならわかるんだけどなあ。

でも次に読むのは恐らく川上弘美さんだね。感覚で読めるから頭をほぐすにはちょうどよさそうです。
2003年07月11日(金)

コストコ

コストコというアメリカのスーパーがあります。
日本にも三店舗ほどありまして、安い上に大量、さらに外国の製品も豊富というわけで、思いっきりアメリカンな空気が味わえるスーパーです。
しかし会員制です。
入会金が4000円なのですが、おそらく損はないと思います(やすいから)。
東京では町田にあるので、友達とくるまで行ってまいりました。

入った途端広いのでびっくり。
でっかい体育館のような内装です。思ったほと外国人の方は少なく、日本人家族連れでごったがえてしていました。
確かに外国のスーパーを思い出す雰囲気です。さらに大きなショッピングカートを押しながら店内を歩きました。
何もかもがでかい。洗剤はバケツ並。ペットフードは10KGが当たり前。ジュースは1本ずつおいてあるわけもなく、まとめがいです。コロナビールが1箱ずつうっていて、安かったのには感激いたしました。
買い置きしておいても大丈夫なものはここで買うとお徳なのかもしれません。
パンは焼きたてを20個入りぐらいで売っています。奥の工場では次々と焼きたてパンが袋に詰められ、出てきます。
さらに鳥が丸ごと焼かれているオーブンがあり、ダイナミック感を演出していました。

しかし、日本人の胃袋にこの大量買いはどうなのよ?
と思い、悪いと思いつつも人のカートを眺めました。
・・・・・びっくりです。
肉、肉、肉を大量購入。皆さんの家の冷蔵庫はそんなにでかいのでしょうか。
冷凍保存しても食いきれない量を買っています。
中にはカートを2台押しているベテランを発見。
さらにこれは食べきれないだろって言うほどの甘そうなマフィン(ゲンコツ2つ分大の10個入り)をおじ様が嬉しそうに購入。
甘そうな分厚いアップルパイもガンガン売れ、カートだけを見ればアメリカンな人が大勢いました。

食欲もかなりあるのか、皆が試食コーナーに群がり、2秒ほどで焼けた肉は完売。
ジュースは店員が「ちゃんとならんで!」と命令口調になるほどのがっつきっぷりをみなさんは発揮していました。
もちろん私もがっつこうと思いましたが、どうやらのろいらしく、やっと肉にありつけると思うと、肉は生焼け。唇をかんだ次第であります。
湯葉にありついたかと思えば、オバサンに激烈に押され、落としてしまう始末。

この光景を見て、激安食い放題ツアーに参加する人たちのがっつきぶりを思い出しました。人を押しのけてでも自分が、自分が!というモノローグがきこえてきそうな感じでした(笑)。
もっと悠々と試食を楽しむ余裕を持とう。
さらにキャッシャー(ベルトコンベアーで動くレジだった!)近くではカート渋滞に陥り、逆流してくる猛者がいました。
運悪く私たちのカートに突進してきてしまい、よける前に衝突。
人が集まるとこうだから怖いです。
そのくらい混んでいます。

しかし外国のスーパーなだけあってたくさんの商品があって、パッケージも面白かったです。
一度行って見るのも楽しいかもしれません。
2003年07月08日(火)

日々ノオト / kica

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