江戸っ子の納涼 |
隅田川花火大会に行ってきました。 友達の家が下町なので、そこで見ることにしました。 お家では親族一同が集まっていて、皆気さくに話し掛けてくれ、大家族気分を味わいました。なんかびっくりするほど皆気さくで親切なので、うらやましかったなあ。沢山のご馳走と、お酒。皆で遊ぶためのゲーム。大きなちゃぶ台が何個も置いてあって、おばさんたちは私たちが動く前になんでもやってくれてしまいます。
家の外の通りには沢山の人、浴衣を着た女の子が多くてなんか華やぎますね。 そしていつの間にかはじまり、空は夢のように輝きました。 本当に夢みたいにキラキラしますよね、花火は。 熱いだなんてとても思えない。自分の意志をもって輝いているように見えます。 とくに昇ってゆく火は、生き生きして見えます。登り龍ですなあ。 私は白い柳の花火が好きです。そこはかとなく切ない感じと、色気のある芸者さんを見る艶のある感じがイイ。 皆、大きなやなぎの花火を見ると、「わあ」と声をあげて、黙る。 皆を黙らせてしまうその美しさ。 息を呑み、空を見上げて忘れる。温度や、嫌なことでさえも。 これをみて江戸っ子は昔から夏を乗り切っていたんだね。 輝く夢の下で、親しい人たちと過ごすなんて、すごく素敵な行事だと思いました。
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2003年07月26日(土)
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