すれちがうひと

昨日、神保町の**亭で昼ごはんを食べてました。
非常に疲れるセミナーに行って凹んでいた(自分の世の中とのズレを再認識した)ので、薄暗い所でのんびりしたいなあと思って。
その店が意外にも次々とお客さんが来るので、ついに相席になってしまったのです。相席って結構気まずいものだね。
・・・最初は黙っていたのですが、どちらとも無く話し始めました。
初めてとは思えないほど話しやすくて、1人の沈んだランチも楽しいものになりました。
私のほうが早く食べ終わってしまったので先に帰ったのですが、こういうすれちがうひとたちとの出会いはなんだか特別な気がします。一歩でれば傷つく事ばかりだと思えていた世界は、意外と動けば応えてくれるものなのだとホッとした出来事でした。

今日は友人の卒業展示を観にいって来ました。
友人の作品をみるのはこれが初めてで、どんなものだかドキドキでしたが、かなりステキでした。私が一時目指した(高校1年)プロダクトデザインを選考している友人ですが、ドキッとしました。温かくて、落ち着くデザインでした。
他の子の作品も4年間の集大成ということで、かなり気合が入っていて、面白い物が多くて凄く楽しかった。こういうすばらしい卒業制作が出来る人たちがたくさん活躍していって欲しいと思います。
特に絵を描く人たちは大変だと思います、画家として生きていくのは日本では特に難しいし。私たちの心を動かす絵を描ける人たちが、仕事や日々の事に流されず好きな絵をかけるような、環境が整えばいいのにね。
2004年03月13日(土)

クサマトリックスとブルーナ展

クサマトリックス@森美術館 
行ってまいりました。草間彌生さんの展示です。
雑誌であの赤と白の水玉を見てフランスポンピドゥーセンターを思い出し、血がたぎりました。で、急遽行く事にしました。
ここまで強烈な色に包まれる体験はそうそうできません。
水玉の海でした。どこまでもいける気がして、歩けば鏡にぶつかったりとアホな体験もありました。
私としては、暗闇の中の蛍的な作品がかなり楽しかったです。
暗闇には永遠があると、恐ろしさと安堵感を感じる一瞬でした。

あと六本木クロッシングという展示もやっていました。
「日本美術の新しい展望」というだけあって現代アーティストが大集合した展示です。迷路のように次から次へと襲い掛かる現代美術の波に若干息切れ。面白いんだけどね。体験型の芸術が多くて好きでです。
やはりタナカカツキのCGは面白いっす。
森美術館


そして板橋区立美術館でディックブルーナ展をやっております。
板橋区立美術館は初めて行ったのですが、住宅街の中に忽然とありました。美術館の隣の公園では梅祭りが真っ盛りで、大正琴の演奏や簡易お茶席が出ていたり、屋台なども出ていたり、なんだか華やいだ印象。
美術館は公園の奥にありました。
美術館自体がミッフィーと化しています(本当、顔がついています)。
中を入れば期待以上のブルーナワールドで、そこかしこにステキな工夫がなされていました。作品の展示だけでなく、見回せばミッフィーが壁の中にいたり、凄くこったつくりなのです(スタッフの着ているジャンパーもブルーナ)。
ブルーナ氏のブラックベアシリーズの本の装丁が凄く好きで、目録とかも持っているのですが、本物を見れて良かった。凄くかっこいいよね。ブルーナさんはやっぱりグラフィックデザイナーだわ。しかも、本の展示をしているショーケースみたいなものは有名なデザイナーさんが作ったらしいので必見。
さすがはボローニャ国際絵本原画展をしたりする美術館だなあと関心しました。しかもカフェのメニューもかなり可愛いし(ミッフィーパン・ブルーナクッキー・ミッフィーケーキがありました)、食器なんかも中々可愛かったです。
行って凄く満足できる展示なので(しかも安い)、ぜひとも行っていただきたい展示です。そごう美術館でもやるみたいですよ(でもドラえもん展の時は死ぬほど混んでいたので、板橋区をお奨めします)。
しかもHPの色使いが又可愛い。
板橋区立美術館

春になったら面白い催しが多くて困っちゃいますネ。
友人の卒展目白押しだし。映画も見たいのがたくさんあります。
花粉症とか言ってらんねー。
2004年03月11日(木)

日々ノオト / kica

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