ネバーランド |
ネバーランド見てきました。 ジョニーデップ主演です。 ピーターパンが出来るまで、のお話。
ピーターパンと言えばハイドパークです。 留学していたとき、ロンドンに遊びにいった時にハイドパークにいたおじいさんが、「ここにはピーターパンがいるんだよ」とピーターパンの像の場所を教えてくれたのです。そこでバリがこのハイドパークに通いながらピーターパンを作ったという話をしてくれました。 そんなわけで、それを映像としてみれる「ネバーランド」は楽しみにしていました。
じんわりと、感動する話でした。 父親を亡くした子供達とその母親との交流の中で、バリの想像の世界がむくむくと広がり、空想と現実の場面が交互に出てくるところはとても楽しかったです。特に、海賊船に乗っているシーン(予告でこれを見てみたくなったのです)の波の感じなんてまるで絵本の世界。 バリはやはりジョニーデップしか出来なかったなあと思います。とても合っていました。
そして、少年達の母親は楽しそうにバリの遊びに参加しているところがなんだかすごく印象的で、いいお母さんだーと思っていたのですが、話が進むにつれ、その意味がわかって切なくなってしまいました。 ケイトウインスレットの演技が重みがありました、この人に泣かされたと言っても過言ではないです。 そして最後のピーターパン上演のシーンはなんだかなけてなけて仕方がなかったです。
想像力で、現実なんか忘れてしまえという趣旨の映画ならきっと途中で飽きてしまったと思いますが、現実を受け入れたからこそ想像力はもっと自分を癒す効果をもつんだよと言ってくれるというか…。うまく言えませんが、押し付けがましくない、やさしい映画でした。
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2005年02月17日(木)
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