夢中夜
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***この間は夢***ほかは現実です、たぶん。
音に惹かれて自転車を走らせて、 空に咲いた炎めざして進んだ。
まばらな人の流れが合流して、巨大な河のうねりになった頃、 闇が迫って花火は目前だった。
機動隊が声を嗄らして叫んでいた。 「観戦なさっている方は、ここに立ち止まらないで下さい!」
観戦?動物的な美しさ。 みんな死に物狂いだった。 恐い花火。
2002年07月31日(水) |
おとなしい霊・騒がしい人々 |
「それはね、感覚的なことを理論的に説明するから、胡散臭く聞こえるんだよ」。
某先輩は幽霊3人にとり憑かれていた。 不思議に思っていろいろ尋ねたら、快く答えてくれた。
「彼らはね、ようするにヒッチハイクをしているんだよ。人から人へ移って、目的地へ行こうとしているんだ。電信柱とかで、これから通るはずの人を待っていることもある。」
「彼らは、感覚も感情も持っていない。色もない、匂いもない、温度もない世界に住んでいるんだよ。」
色もない世界…って、天使の映画みたいだなぁと思って、ロマンを感じていた。 けれど、だんだん怖くなってきた。
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きみの星はやみの夜に輝いている
(Carl Hilty)
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