酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年10月26日(水) |
DVD『24』シーズン�� |
ジャックは、大物の麻薬売人サラザールを捕まえていた。彼を捕まえるために、一年間潜入捜査をしたジャックは捨て身の行為に出ていた。ジャックの本当の狙いは他にあったのだ。尋問のためにサラザールが収監された刑務所へ行き、部下のチェイスをだまし、サラザールを脱獄させるジャック。ジャックはCTUをアメリカを裏切ったのか・・・? そんな時、ドクター・メイサーの元へウィルスに感染した死体が届けられる。今回の恐怖(テロ)は感染するのか・・・!?
ただいまシーズン�犬鮓�ていますが、今のところラストのインパクトはシーズン�気里發痢F睛討肇�ャラクターの充実はこのシーズン�靴里發里世抜兇犬討い泙后�このDVDの感想を書く時に必ず書くことは、このドラマの内容はいつも《今そこにある危機》であると言うことです。アメリカはアメリカの抱えている問題を結構きちんと認識しているのかもしれません。強いアメリカであるために手段を選ばないアメリカ。そこにやはり手段を選ばず挑んでくるテロリストの存在。今回のテーマのように生物テロもありえることなんですよね(怖)・・・。 今回は、キムとジャックの部下チェイスの恋愛、トニーとミッシェルの夫婦の揺らぎ、ジャックが潜入捜査中に愛したクラウディアとの関係、そしてどうしても出てくる(大笑)トンデモナイおばさんシェリーとパーマー大統領の関係などなど様々な男と女の恋愛模様が織り込まれています。それぞれがそれぞれの形に終結していき、決してハッパーエンドばかりじゃない。そんなところも現実に近いのかもしれませんねぇ。 しかし、毎回大受けの“暴走するおばさんシェリー”のしぶとさ、したたかさには笑わせていただきました。もう最高の悪役でしたねぇ。ニーナとシェリーがシーズン�靴泙任魃討濃戮┐仁�役者と言えましょう。アハハ。そしてシェリーは別として(苦笑)、美女がたくさん出てきて見ていて楽しかったです。まずはミッシェル。凛々しい美しさはたまりません。次にキム。ジャックの娘として巻き込まれてばかりだった彼女も大人の美しさを持ちました。悪の権化(笑)ニーナ。彼女の妖艶な美しさにジャックもトニーもやられてしまって当然デス。しかーし!今回私が誰より美しいと惚れ惚れしたのは、クラウディアでした。最高に美女ですね。スタイルも顔も申し分なし。シーズン�靴泙任糧�人コンテストをするとしたら(バカ)ダントツでクラウディアに一票。ああ、もったいないことを・・・以下自粛。 こうやってくだらないことを書いていると、今そこにある危機だけではなく、人間味あふるるところがこのドラマの魅力なのかもしれません。それにしてもジャックは人を殺しすぎ。これではただの殺人鬼〜。
ボアン先輩・タック・タカチ・ウサコ(その他)たちは、白井教授の家へ招かれる。齢六十目前に妖艶な美女と再婚したばかり。いつも通りの楽しい宴会の場へ噂の白井夫人が登場した途端、タックが顔の色を失った。そしてタカチはタックのために白井夫人=美也子さんと対決するのだった・・・
久しぶりに旅のお供本として読み返しました。この本は2000年の7月に単行本として刊行され、私が西澤保彦という作家さんの作品と衝撃の出会いをした記念すべき名作です。この5年の間に何度読み返したことか。人生の中で大きな出会いとして心に残る本が数冊あると思いますが、これは間違いなく私の人生の一冊となりました。 この物語は、4人の大学生をメインにしたシリーズものなのですが、私はいきなり『依存』から入った次第です。でもおそらくや『依存』だったからこそここまで西澤保彦さんを偏愛したのだと思うのです。私が西澤先生に惹かれてどうしようもないのは、あの方の描く自虐性に尽きるかもしれません。でもどこかにかすかな希望の光が見えていて。なんにしても人間というものの暗黒面や醜さを描かせたら天下一品だと思っています。じくじくと自分の古傷をほじくるような自虐性に恍惚となりつつ読み進める私は、西澤先生と同じく(いや、勝手に)かなりのマゾヒストなのでしょう(笑)。 西澤保彦さんの作品をこれから読むという幸せな方々へ。『依存』は是非読んでいただきたい。あなたの心の中にもあんな暗黒が隠されているかもしれませんよ。
「わたしはね、引き下がっちゃいけない時は、引き下がらないの。絶対に」
『依存』 2003.10.10. 西澤保彦 幻冬舎文庫 ※酩酊本処には2回目
別所彦四郎は入り婿先から離縁され、兄夫婦と老いた母のもとへ転がり込んでいた。文武に秀でながら次男坊であるがゆえに耐えねばならぬ境遇。ある夜、酔っぱらった彦四郎は転がり落ち、どうしてこんなところに・・・というような祠を発見。酔いも手伝ってその稲荷の祠に手を合わせてしまう。そして現れた神様は貧乏神だった・・・!?
浅田のオッサンならではの人情あふるる時代物コメディでありました。時代ゆえのしきたりや制度に翻弄される優秀な人材の彦四郎。彼が茶目っ気を起こして拝んだ神様は三巡り・・・三度巡り来るので、貧乏神だけでは終らない(笑)。日本人なら誰でも知ってる御馴染みの、そして嫌われ者の神様たちがなんともユニークないでたちで出現する。こういったあたり、浅田のオッサンの本領発揮だとしみじみ笑えました。 ただただ面白おかしく笑えるだけでなく、己が信じて甘んじてきた価値観が壊れていき、彦四郎が苦悩する様には一緒になって考え込まされてしまいます。こういうとこもウマイんですよね。ツボをしっかり押されてしまう。時代や周りに翻弄されながらも、己を見つけるラストの彦四郎の神々しさは、神様をも越えてしまう「己を信じて生きる姿」を見せ付けてくれます。喝采v
人間が全能の神に唯一まさるところがあるとすれば、それは限りある命をおいて他にはあるまい。限りあるゆえに虚しい命を、限りあるからこそ輝かしい命となせば、人間は神を超越する。
『憑神』 2005.9.20. 浅田次郎 新潮社
「いやな女」 金沢で香をメインに土産物屋を経営している協子は、レストランで高校時代の友人・比佐子を見かけた。由緒正しい家柄に生まれ育った美しく傲慢な彼女が同席している若く魅力的な青年が気にかかる。協子の連れは店のスポンサーで脂ぎった中年男だった・・・
先日、『世にも奇妙な物語』で「過去が届く夜」というドラマがとても良く(※主演女優には異議あり)、その原作が唯川さんだったので、さっそく読んで見ました。いやぁ、本のタイトルの『病む月』の秀逸さにビックリ。そういう物語はなく、全ての物語を総じて表したら『病む月』。愚かで切ない女たちにピッタリv どの物語りも本当に面白かったのですが、共感をこめて「いやな女」をピックアップ。本当に「こいつやな女やな」と毛嫌いする存在はいつの時代にも存在し、やはり相手も同じように感じているもんだと思うのです。私は、生理的に受け付けない人とはまず関わらない。同席しなければならない場合は、必要最低限以外目を合わさない、ですね。絶対に不愉快に決まっているならば、視界に入れないに限りますから。
「あなたは、本当に昔からいやな女だったわ」
『病む月』 2003.6.25. 唯川恵 集英社文庫
| 2005年10月16日(日) |
DVD『24』シーズン�� |
あれから、三年。ジャックは、CTUから離れていた。そこへ大統領となったパーマーから電話が入る。核爆弾によるテロ計画を阻止して欲しいと。ジャックがジャックがあるゆえにジャックは再びCTUに戻り、核爆弾テロ計画を阻止に奔走することとなる。CTUが爆破され、パーマー大統領の周囲に裏切りと陰謀が渦巻く。核爆弾テロ計画の裏には第三次世界大戦を引き起こし、利益を得ようとする者たちの動きが・・・!?
今回の『24』では、ふたりの‘やな奴’がなかなかいい味を出します。ジャックの宿敵のひとりで自分の事しか考えない上司トニー・メイソン。このオジサンは、核から逃げようとして被爆してしまい、最期の最期に人として男として父親として素晴らしいところを見せてくれます。不思議なもんで顔までよく見えてくるのですよね。もうひとりはファーストに引き続き、傍迷惑な暴走するオバサン・シェリー(大笑)x シェリーがアレックスという男に或る事をされるのですが、思わず「よくやったアレックス」って言っちゃったもの。世に多くいるでしゃばりで目立ちたがりなオバサンたち、シェリーを見て己を反省するがよいわ。本当にワキマエラレナイ人間って醜いものなのよね。でもシェリーも最後に頑張るから自分で自分を救えたのじゃないのかしら。ただ残念ながらシェリーは最後まで美女には見えませんけど。 アメリカらしいのは政府内での勢力争い。力で世界を制圧しようとするアメリカらしい問題が浮き彫りになっていました。パーマー大統領がやたらめったら戦争をしかけようとしないところが好感持てますv 良くも悪くもアメリカ次第で第三次世界大戦が勃発する危機は隣り合わせなんだよね。怖いなぁ。 最後に・・・ジャックはジャックでお約束かもしれないケレドモだ、娘のキムまで毎度毎度無茶苦茶な展開は可哀想過ぎる〜。きっとジャックが死んだら、キムの24が始まるんだね。←予想
| 2005年10月15日(土) |
DVD『24』シーズン�� |
ジャック・バウワーは、娘・キムと妻・テリーとぎくしゃくと夜を過ごしていた。ジャックとテリーは別居を解消したばかり。家庭を修復する健気な努力をするジャックに緊急招集がかかる。ジャックの仕事場はCTU=アメリカ連邦テロ対策ユニット。すぐ帰るよと言い残し、職場についたジャックはパーマー議員暗殺計画を知る。パーマーは初の黒人大統領候補。暗殺計画を阻止するために動き始めたジャックを襲うのは内部の裏切りと妻子の誘拐だった。裏切り者はいったい誰なのか。テリーとキムは無事保護されるのか。パーマー議員の暗殺の真相はどこにあったのか。ジャック・バウワーの長い24時間が始まった・・・
何げなく『24 シーズン�掘戮魎僂呂犬瓩討靴泙辰燭燭瓩法△箸Δ箸ζ�の天辺まで浸かってしまいました。そんなわけで物語の大筋を知りつつも、ファースト・シーズンを観終わりました。いやぁ、疲れました(笑)。こんな24時間を過ごせる気力・体力のある人間は実在しないんじゃなかろうか(苦笑)。 ファースト・シーズンの見どころ(私的な)として、まずは二組の夫婦の行方があります。大統領になろうかという黒人のパーマー夫妻と別居を解消したばかりのバウワー夫妻。パーマーとシェリーは普通の家庭ではなく、政治色が強い。そのために過去に起きた娘のレイプ事件がトンデモナイ事態を引き起こす事となる。シェリーって女性は、ファースト・シーズンではきっと一番の嫌われ者だったでしょうねぇ。オバチャンにありがちの身の程をわきまえない暴走っぷり。それが旦那さまにどう決断されるのかと言うところ。ジャックとテリーは、うーん、なんともありがちで気の毒な関係。テリーは美人だし、トッテモ素敵なのだケレドモ、ジャックの不倫相手にかなり醜い態度を取ってしまい、それが仇となると言うのか、なんと言うのか。これが一番の衝撃のラスト・シーンへの伏線かもしれないですね。ジャックはオバカで愚かです。はい。 次に、人間関係の変化をあげたいです。上記の夫婦関係の行方とは別に育っていく人と人との信頼関係、壊れていく信頼関係。わかりやすいのはジャックとパーマー議員との信頼関係。だんだんと互いを認め、信頼を深めていく過程は単純に素敵だと思います。その逆にジャックやジャックの同僚の信頼関係の変化が様々で興味深いです。仕事場での敵対(ライバル)関係や嫉妬などが人間の関係を壊してしまう。結局はどんなことも人間の感情がある限り、絶対と言う事はありえないのだなぁと思いましたね。人と人の関係も絶対ではないし、それがトンデモナイことを引き起こしてしまう。こればっかりは機械のようにコントロールできることではない。全ては人間あありき。 と言うことで、ジャックを巻き込んだパーマー議員の暗殺計画とテリーとキムの誘拐事件も一筋縄ではいかない真実が隠されていたわけです。アメリカらしい家庭を全面に出しつつ、大雑把で無茶苦茶な展開(笑)、そして勝手な人間たちの結末。あのあまりにも唐突で衝撃的なエンディングを観るために最後まで是非どうぞv
| 2005年10月14日(金) |
『東京奇譚集』 村上春樹 |
「ハナレイ・ベイ」 サチの息子は、19歳の時にハナレイ湾で鮫に襲われて死んでしまった。サチはそれ以降、一年のその時期にハナレイ湾で過ごすようになる。そしていつしか不思議なサーファーの噂を耳にするようになる・・・
村上春樹さんらしい言葉の操り方が心に優しい不思議な物語たち。ピックアップした「ハナレイ・ベイ」はヒロインのサチがトテモ魅力的。しなやかで、シンプルで。本当に独特のトーンだよなぁ。世界が村上春樹で成り立っている。
「なんの世代でもない。私は私として生きているだけ。簡単にひとくくりにしないでほしいな」
『東京奇譚集』 2005.9.18. 村上春樹 新潮社
| 2005年10月13日(木) |
『少女には向かない職業』 桜庭一樹 |
葵は13歳。夏休みに葵は静香と仲良くなる。学校では地味で目立たない静香だが、とても奇妙な女の子だった。ふたりは共に家庭に問題を抱えていて、ひょんなことから葵にとっての邪魔者が死に、次は静香にとっての・・・
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を読んだ時に、イマドキの少女はこんなに行き詰まっているのかしら、と感じたのでした。今回もその傾向は残っているみたい。作品的にはもう少し重くすればよかったような中途半端感が残ったケレドモ。内容的に面白いとか言うよりも、少女の焦燥感みたいなものを描きたかったのかな・・・。うーん。
『少女には向かない職業』 2005.9.30. 桜庭一樹 東京創元社
| 2005年10月12日(水) |
『甲賀忍法帖』 山田風太郎 |
忍者、甲賀と伊賀は昔から敵対していたが、愛し合う二人の若者によってやっと歩み寄ろうと動き始める。しかし、徳川三代将軍の座をかけて戦うことになってしまう。愛し合いながらも引き裂かれてしまうふたり。
これは、ただいま公開中の映画を観に行きたいなぁと思いつつ読みました。山田風太郎さんモノって久しぶりv でもやっぱり面白いなぁ。適度にエロチックで。切っても切っても風太郎ではあるケレドモ(笑)v
『甲賀忍法帖』 2005.8.4. 山田風太郎 講談社ノベルス
| 2005年10月11日(火) |
『震度0』 横山秀夫 |
阪神大震災が発生した大混乱の時期、N県警本部では不破という警務課長が消えた。人望の厚い不破の失踪は、N県警本部内で妙な闘争を巻き起こす・・・
うーん。なんと怖い物語なのだろう。人間関係がとても醜い・・・。男たちも、妻たちも大騒ぎの情報合戦x これってブラックコメディなのかもしれないなぁ。そんなに熱心に横山さんを追いかけていないケレドモ、今ひとつという感じ。これはこれでありだろうとは思うけど。
『震度0』 2005.7.30. 横山秀夫 朝日新聞社
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