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お別れ - 2005年12月02日(金)

私の人生で2回目のお葬式に行ってきました。
キリスト教式で、牧師さんのお説教があったり 賛美歌を歌ったり。 たくさんのお花に囲まれた先生は笑顔でした。 きれいな色の花がいっぱい。 お焼香の代わりに「献花」お花を供えます。 キリスト教式だと、花に囲まれる最後なのか・・ 牧師さんの話を聞いてると、心が穏やかになりました。 ちょっとイイナ、と思いました。
遺影は、私の披露パーティの時の写真。 献花の台にあった、先生の歌ってる姿の写真は、 何年か前の発表会の時のもの。 ピアノを弾いてる私の「手」が写ってました。
葬送式の会場に流れていたのは、数年前のリサイタルのCD。 これも私が弾いたものでした。懐かしい曲がたくさん。 難しいドイツリート。先生の夢だったんだよね。 シューマン「ミルテの花」全曲をやったね。 お客さん、たくさんたくさん来てくれたね。
何年もかけて練習して合わせて。 改めて聴いたら、本当に、息ぴったりの演奏でした。 涙が止まらなかった・・・
1月のリサイタルも、やりたかったね、先生。
向こうで、ぶん先生に会えましたか? お父さんと会えましたか? 大好きなワインは美味しいですか?
こんなに一人のすごい人(しかも親の世代)と深いつながりが 持てた事に、誇りを感じています。
先生達の教えは、私の中にたくさん、つまってます。 微力だけど・・・ちゃんと伝えていきたいです。 笑顔、優しい声、歌声、忘れません。
病気の苦しみから解放されて、それだけが、本当に良かったです。 ありがとうございました。 ゆっくり、ゆっくりお休み下さい。 またお会い出来る日まで・・・。

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