だいありー

2002年08月09日(金) 気がかり

先日、この日記でYさんの事を書いたと思う。
昨年、パパと同時期に食道癌の手術を受けられ、
主治医も執刀医も同じ先生だ。

7月末、パパが退院する少し前に
Yさんの容態が悪化。
奥様も病院に泊まられたし、
パパとの病棟の階が違うから用も無いのに
行かれない。
Yさんの様子を頻繁に伺いに行けば
今一番大変な時期だからご家族から
「興味本位」と取られかねない。

癌は何でもないのに、片肺が潰れてしまい
本来なら片肺でも肺は機能するらしいが
Yさんはそれが出来ない。
何より二酸化炭素を吐き出せない。
人工呼吸器の回数と
本人の呼吸の回数が合わないので
起きていると苦しくなる。
ステロイドを使い顔が浮腫み、
既に薬で眠らされている状態だ。

とてもお気の毒だ。
癌は何でもないのにね。。。
先生もまたお辛いだろうと思う。

1年前、パパを励ましてくれたYさん。
何としても生きて欲しい。
一生病院から出られなくとも、
呼吸器を一生つけていてもいい、
生きて欲しい。

院内であれば、小型の呼吸器を持って
先生と看護婦さんと奥さんと本人で
お散歩だって出来る。
アスファルトだらけの病院の敷地内を
気分転換に車椅子で周る事だって出来るんだ。
無機質な病室から出て、風や太陽を感じて欲しい。
草の匂いや車の音、人の声や鳥の声を
感じて欲しい。
生の息吹を感じて欲しい。

今、どうしているだろう。
調子が良くなっただろうか・・・
それとも変りは無いだろうか・・・

7月の下旬がもう本当に時間の問題かもしれない
という所まで来ていたから、
安易にこちらから「如何ですか?」と
奥様に電話する事も出来ない。
かといって病院に行く事も出来ない。
15日、パパがCT検査で病院に行くから
そっと病棟を覗いて来て貰おう。
ドアが開いていて呼吸器の音が聞こえたら
持ち直したと判断しよう。

それでもし、持ち直していたならば、
17か18日にお見舞いに行ってみよう。

でも、もし呼吸器の音が聞こえなかったら
別の患者が入っている証拠だから
もしも聞こえなかったら・・・









どうしよう・・・。


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