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2002年03月27日(水) ■ |
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服 |
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病院の外来にいまでも通う。 私が生まれた大きな病院。 どこでもいっしょ。区役所の出張所の銀行の待合室の空気。
そこに座ってるのは みんな病気のひとで 待ち合いの気だるさと退屈のなかに 不安がいくつか転がっている。
あの場所では 2時間も座っていると日常生活ではあまり目に触れないものを 見ることができる。 顔の異常に腫れ上がったひと。 足のないひと。 車椅子に座った子供の顔をしたひと。 外見とかはどうでもいい。 着飾るとか、それどころではないんだ。
たまたま、だと思う。 たまたまこの人達はここにいて たまたま僕は、そうではない人達が集まったところで普段を過ごす。
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