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2002年06月23日(日) ■ |
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帰っておいでよ |
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「コンちゃん」にはモデルになったやつがいる。 モデルというか書くきっかけになった奴だが。
孤独を愛する哲学家で、プライドの高いギタリスト。 カップめんばっかり食べてた彼は、大学2年の夏に 大学を辞めて故郷へ帰っていった(しばらく行方知れずだった)
「コン」というのは彼の苗字の一字をとっている。 僕のことを「さだちゃん」と呼び 人なつっこい笑顔を見せていた彼は いま尚、この歌のことを知らない。
と、そのこととはあまり関係ないのだけれど 二年以上歌っていて どうもこの歌にホモセクシュアルな匂いがすることに気付いた。 「コンちゃん」がというより 「コンちゃんに帰っておいで」と願っていうるコ」にである。 もともと男のひと、女のひと、どっちがどう というのをあまり意識しないで書いたのだけど
僕のなかだけで変わってきたんだろう。 最初そのコは、女の子のつもりだったのに いつのまにかどっちか分からなくなったんだ。 もちろん写真屋のコも。 いや、やっぱり気のせいかな。
そういえば江國香織の「きらきらひかる」にでてくる ホモセクシュアルの大学生も「紺」くん、というのだった。
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