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2005年06月20日(月) ■
「トンネルの唄」






「こんな長いトンネルってあるだろうか
 もう前にも後ろにも行かないよ
 最後の汽車から降ろされて もうあの娘にも会えないな

 オイラもそうだよ、ホントはさ
 だれでも家に帰りたがっている
 都会は花盛りですって便りを出した ああ、そんなのウソだけどな

 昔、プラットホームの上、灰色の
 煙の天使が浮かんでた
 で、今になって思うんだ あいつら流されて来たんだ

 朝はあしたの後ろ姿
 夜は夜で思い出を繕う
 ねえ、トンネルってため息なのかい ねえ、トンネルってため息なんだろ

 空も地面も何にもなくて
 長い長いトンネルの中
 呼び合う声だけが聞こえるよ だれも姿は持ってないからさ

 こんな長いトンネルってあるだろうか
 もう前も後ろもなくなった
 最後の汽車から降ろされて もうあの娘にも会えないな
 最後の汽車から降ろされて もうあの娘にも会えないな 」




                  高田渡 「トンネルの唄」
                  アルバム「高田渡best live」から







いつ、どうなってもおかしくない状態です
お医者様はそうおっしゃった

無表情で聞いていたことも
はぁとしか答えられなかったことも
高熱のせいだと思われたようだった

とりあえず、といった感じの点滴の
透明なビニールがまぶしい
窓から見える街並みがまぶしい
道も人もビル群を斜めに横切っていく鳥も
みんなまぶしい

あぁ、こんなことになっちゃって
なっちゃってからいつも思うことになるんだ
生きて生きて生活しているのはなんだか
とっても可笑しなことなんじゃないかって