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2008年02月18日(月) ■ |
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お子守(3) |
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甥っ子がまだ4歳児とはいっても けして甘くみるわけにはいかないのだ
この、いろはカルタという競技においては 平仮名が読める、これすなわち ハンデなど無きに等しいと言ってよい いや、奴のほうが集中力があり、動きは俊敏にして小回りがきく やはりこちらの不利、か 現にいまの段階での取得枚数がそれを物語っている こんなにとったもーん、と はしゃいでおる
しかし、ここはなんとしても 勝負の厳しさをこの4歳児に教えてやらねば、 大人の面子を保たねばなるまい まず、札が詠みあげられると同時に 『あ、機関車トーマス!』と叫び、相手の注意をそらすフェイントに加え さらに、札が詠みあげられると同時に あさっての方向へ手を持っていき、相手の注意をそらし そのあいだに探すフェイント、 そして、札が詠みあげられると同時に 奴の目を手で覆うブロック、 とどめに、あらかじめ何枚か位置をおぼえておいた札へ 詠みあげられると同時に手を振り落とす、狙いすましスパイク、 なにより「ゑ」や「を」など、奴のまだ知らない札を確実に 奪取するなど 実に大人らしい作戦で対抗していく
しかしながら敵も、もう4歳児 必殺技のひとつも持っている、名付けて 『負けそうになったら悲しい瞳で大人の顔をじっと見るビーム攻撃』 ひ、卑怯なっ
…まいりました
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