妄言読書日記
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2009年11月02日(月) 『終末のフール』(小)

【伊坂幸太郎 集英社文庫】

8年後に小惑星が衝突して世界が終わることがわかってから、5年後の世界の話し。
つまり世界滅亡まであと3年というところ。
死ぬほどありきたりのシチュエーションで伊坂じゃなかったら読むのも嫌だという設定なんですが、読んでもわざわざ伊坂幸太郎が選ぶような題材でもない気がしました。
相変わらず舞台は仙台。とある団地の人びとを主人公にした8話で構成されています。
人生のリミットがわかった時どうするのか、というのはつまり人生をどう生きたいかということなので、設定が派手なわりにやれることってあんまり多くない。
今までどおりに生きるか、過去を振り返るか、新しいことをするか。

「天体のヨール」(ヨールって無理矢理だな!)が一番好きかな。
二ノ宮がいいね。
出ないのかと思ったけどやっぱり犬いた。



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