職業婦人通信
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2005年04月06日(水) |
愛の流刑地(略称愛ルケ) |
昨日の日記でチラとふれたが
巨匠・渡辺淳一先生により 日本経済新聞紙上で超絶賛連載中の エロ・・・いやさ官能・・もとい恋愛小説の 「愛の流刑地」(略称愛ルケ)についてだが、
ググってみたら こんな素晴らしき愛ルケウォッチャーがいることが判明。
この、「失楽園」にまさるとも劣らない 超ウルトラスーパートンチキ小説「愛ルケ」に 日々ツッコミの鉄槌をくだしていらっしゃる。
私も昨日の日記では「単なるエロ小説」としか書かなかったものの あまりに女をバカにしているというか勘違いな性描写や 破綻した文章の数々については色々物申したいことがあったのだ。
が、それらはすべてそちらのサイトで言い尽くされており 私の出る幕じゃなかった。
日経新聞をお読みじゃない方も楽しめるかと思うのでぜひ。
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日経新聞のサイトでは 渡辺淳一大先生が連載スタートにあたって 意気込みを寄せた文章を読むことができる。 (勝手に引用失礼↓)
================================= 【作者のことば】
いま、純愛ブームだという。肉体関係がない、精神的なつながりだけの愛が純粋だと思いこむ。だがそれは単に未熟な幼稚愛にすぎない。精神と肉体と両方がつながり密着し、心身ともに狂おしく燃えてこそ、愛は純化され、至上のものとなる。 今度の小説は、その純愛のきわみのエクスタシーがテーマである。その頂点に昇りつめて感じた人と、いまだ知らぬ人との戦いである。最高の愉悦を感じるか否かは、知性や論理の問題ではなく、感性の問題である。
はたして、この戦いはいずれが勝つのか、そして読者はいずれに軍配をあげるのか、ともに考えていただければ幸いである。 =================================
この文章、連載スタート時の日経新聞にも掲載されていたので 私は紙上で読んだし、今もまた読み返したのだが、
バカな私には いったい何をいいたいのかさっぱりわからん。
「今度の小説は、その純愛のきわみのエクスタシーがテーマである。その頂点に昇りつめて感じた人と、いまだ知らぬ人との戦いである。」
と言われても・・・渡辺先生・・・結局この小説の行きつくところは エクスタシーなんでしょうか戦いなんでしょうか。千代子よくわかりません。
ま、とにかく、これからも私は 「はたして、この戦いはいずれが勝つのか、そして読者はいずれに軍配をあげるのか、ともに考えて」いきたいと思う。
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もちろん、最終的にこの主人公であるオヤジとヒトヅマが どこにどうやって「流刑」されるのかが一番の関心事ではあるけれど。
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