職業婦人通信
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2005年10月13日(木) |
いま、会いにゆきます(前日編) |
服装で悩んだり 手土産で悩んだりしているうちに いよいよ先方のご両親への挨拶前日となった晩。
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私は緊張して眠れず
鏡の前で 白髪を抜いたり (私は若い頃から時々白髪があるのだが ご挨拶の時に白髪があってはマズいと思ったので) 「笑顔でご挨拶」の練習をしたりしていた。
が、 部屋の鏡にうつった自分のぎこちない「笑顔でご挨拶」は 心底気持ちが悪くて泣きたくなった。
(うわーん、こんな笑顔がキモい女、嫁にしたくないよね向こうの親もー!) と思うといたたまれず、ベッドの上でのたうちまわったりしているところへ 相方から電話がかかってきた。
相方「あのさ、明日午後3時にって約束だったじゃん、でも 『5時に来い』ってウチの親が言ってるんだけど・・・」
千代「え、なんでなんで?別に何時でもこっちはかまわないけどさ」
相方「親が『せっかくだから夕飯食べて行け』って。 そのほうが千代子も間が持っていいだろうと思ってさ、 オレが勝手にOKしちゃったんだけど」
千代「・・・・・あ、そ・・・」
相方「マズかった?ウチでめし食うのイヤ?」
千代「いや・・・そんな・・お気遣いありがとうございます・・・」
なんとか取り繕って電話を切ったものの、 私はますます緊張が高まるのを抑えきれなかった。
ご飯、かぁ・・・ 正直言って気が重い。
お気遣いは嬉しいけど、 私、食事マナーとか大丈夫だろうか? 今まで食事マナーで人から注意されたことはないけれど 彼ママに 「あの子ったら、マナーが全然なってないわ」 とか思われたらどうしよう?
そして、何よりも どういうタイミングでお手伝いを申し出ればいいのか? という大命題を抱えてしまうではないか。
彼氏の実家とはいえ まだまだお嫁になったわけでもない私が いきなり台所に入ったりしていいのだろうか?
「もう嫁気取り?気の早い子ねぇ」 とか思われたらどうしよう?
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モンモンと色々な思考が駆け巡り、 こういう時どうしたらいいのかを あわててネットで調べたり
またも鏡の前で 「お箸を持ってニッコリの私」 の練習をしてみて さらに深い自己嫌悪の泥沼に落ちたりしているうちに いつしか当日の朝がやってきていたのであった・・・
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