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2002年08月14日(水) 最悪の戸田

代表組で最も心配なのが清水の戸田であろうか。クラブチームの監督との確執だというけれど、いわば肉体面でない精神面のW杯後遺症の現れといえる。これもやはり、リーグ戦再開までの日数が少なすぎることが原因だ。
ただJリーグにとって喜ばしいニュースが1つ出てきた。延長Vゴール制度の廃止だ。当然延長戦4人交代ルールも廃止だ。とにかく、リーグ戦の日程、ルール、制度などサッカーのすべてにおいて、ローカルルールほど無意味なものはない。
日程問題のほかにJリーグで改善されていないのが、前期後期の2シーズン制度か。この制度はたしかアルゼンチンでとられていたかもしれないが、ローカルであることに変わりない。2シーズン制の問題は、前期を制したチームがモチベーションを失って後期に調子を崩すこと、前期を捨てて後期に集中するチームが出てくることだ。シーズンを通して選手が調子を維持していくだけの肉体と精神が鍛錬されないから、長いシーズンを戦う海外リーグで通用しなくなる可能性もある。この問題はJリーグの日程とも関係が深いのであって、1シーズン制、8・9月開幕・4・5月閉幕の欧州型への移行も併せて議論されるべきだ。
さて、ジーコ代表監督が動き出したという報道があった。私がジーコ代表監督に反対であることはすでに述べた。けれど、それでも期待はある。一番の期待は新しい可能性をもった選手が発掘されることだ。それは、若い日本人選手だけにとどまらない。サントス(三都主)、ロペス、ラモスに続く海外選手の日本国籍取得の動きだ。日本サッカーの国際化が、これまで以上に加速される可能性が出てきた。


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