Sports Enthusiast_1

2003年08月18日(月) ナイジェリア代表?

ナイジェリア代表のメンバー、来日予定が発表された。メンバーを見たがベストなのかどうか私にはわからない。少なくとも、カヌー、オコチャ、ヨボ、オコロンコの名前はないが、だからどうなのか判断できない。来日するメンバーのほぼ全員がヨーロッパのクラブに属している。その能力は日本より、はるかに高いだろう。一部報道では、「若手で構成」という評価があった。来日は18日らしい。試合の2日前だ。時差ぼけは解消されまい。
迎え撃つ日本代表。ほぼベストメンバーである。しかもホーム。この試合はナイジェリアには負けても失うものはないが(ただのフレンドリーマッチ)、日本が負ければ相当なダメージとなる。こういうマッチメークはいかがなものか。日本サッカー界が国際親善試合を正しく位置付けないと、代表選手、代表監督にプレッシャーばかりがかかる。そろそろ、フレンドリーマッチをうまく有効に使う土壌をつくらないと、代表のチームづくりに悪い影響が出る。
そもそもこの傾向のもとを正せば、日本サッカー界のワールドカップ至上主義だ。国内にサッカー文化が定着しないまま、ワールドカップに興奮し入れ込みすぎるマスコミ、一部サポーターの悪い影響が出ていると別言できるだろう。いつもワールドカップに出場できるとは限らないのが、欧州各国の実情である。昨年も、強豪国のオランダ、チェコが出場できなかった。指導者は責任を問われただろう。それでもサッカー人気が下火になることはない。オランダ国民は、ナショナルチーム以上に、自分達の地域のクラブを愛しているからだ。
逆に言えば、ワールドカップへの道の険しさも知っている。だからといって、クラブを犠牲にしてまで代表を優先することもない。ほどよいバランスが両者に保たれている。クラブも代表戦も立場を代えて楽しもう、というのがヨーロッパサッカー界なのだ。
リーグ戦は自分達の分身の骨肉の争いか。代表同士の親善試合は力を抜いて、異文化間のサッカーの違いを楽しんでみる。欧州選手権、ワールドカップは国をあげて、ナショナリズムに酔ってみる。それぞれ別の角度で楽しむことができるのが、サッカーなのだ。
わたしはジーコがこんどのナイジェリア戦を悲壮な覚悟で迎えることが気がかりだ。さんざん、ジーコを批判してきたけれど、それはジーコの監督能力に対する批判であって、目先の一勝を期待してのものではない。もちろん、この試合、勝つにこしたことはないが、この試合をジーコが彼なりに位置付けてくれていればそれでいい。ところが、ジーコに代表戦一試合一試合の意図が見えないから・・・と、毎度このコラムで同じ批判を繰り返し展開してしまうのだが。


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