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2006年10月14日(土) 日本代表は、いま調整期

けさのA新聞が、日本代表のテレビ中継の視聴率低下を報じていた。A新聞といえば、前代表監督のジーコが掲げた「自由」「創造」を賞賛して、日本代表人気を盛り上げたマスコミの筆頭的存在。“ジーコジャパンは世界クラス”と煽って、ろくでもない海外「代表」チームと日本代表の親善試合のチケットを売りまくった張本人。川淵会長の広報機関として、“日本代表バブル”を形成したA級戦犯の1人にほかならない。

バブルははじけたのだ。日本代表のドイツW杯でのふがいない戦いぶりをみて、「海外組」と呼ばれた、中田英、小野、柳沢、高原、俊輔、稲本らは世界クラスどころの話ではない。ジーコ監督の采配といえば、素人以下だった。いま、日本のサッカーファンは、それなりに成長を遂げた。日本代表が不人気になったのではない。日韓大会からドイツ大会までの間、“各国代表”と日本代表とのマッチメークを仕込み、マスコミの宣伝力を使ってチケットを売りまくる“代表ビジネス”で稼いてきた、“川淵商法”に翳りが出てきただけなのだ。

オシム監督就任後の日本代表の試合といえば、ドイツ大会終了直後の�.肇螢縫澄璽疋肇丱汗錙▲▲献�杯予選の�▲ぅ┘瓮鸚錙↓�ガーナ代表との親善試合、の3試合がホーム。アウエーでは、�ぅ汽Ε言錙淵▲献�杯予選)、�ゥぅ┘瓮鸚錙米院法↓Εぅ鵐廟錙米院砲裡鎧邱腓世辰拭�この時期の親善試合の�´�に強い関心を抱く人というのは、サッカーファンの中でかなりマニアックな層だ。��は日本時間で深夜の中継だし、�Δ肋嘆住邱隋�重要な試合といえば、�↓イ裡音邱腓世院�それでも、相手は中東の小国とくれば、あまり関心を呼ばなくて当然だ。

筆者の価値基準では、この時期、日本で行われる国際親善試合、強化試合で高い視聴率が記録されるとしたしたら、そのほうがよほど異常だ。いまの日本代表は、バブル崩壊後の調整期に当たる。調整から抜け出すための方策を探るのが、代表試合の目標だ。実験に特別な関心を抱く人、興味を持つ人というのは、かなり通だろう。ジーコ監督時代に日本代表を応援してきた層は、失礼ながら、素人に近い。A新聞の運動部記者氏も素人だから、川淵・ジーコ商法にまんまと乗せられ、提灯記事を書いてきた。

素人がそれでも関心を持つとすれば、サラリーマン層か。新しく代表に選ばれた選手がどれほどのものか、また、新任監督と前任監督との比較をして、会社の人事異動と重ね合わせてみるくらいの興味しかないだろう。かつての代表バブル期のように、代表戦ならなんでも、という時代ではない。

調整期というのは、経済のみならず、スポーツにもついてまわる。日本サッカーで言えば、1968年のメキシコ五輪の銅メダル獲得から1998年フランスW杯出場まで、30年間の調整期間を要した。いま世界のサッカー界の調整期間は4年しかない。多くの監督が調整に挑戦しては失敗し、その職を追われてきた。4年間で調整に成功した世界レベルの事例といえば、日韓大会で予選敗退しながら、ドイツ大会で準優勝に輝いたフランスくらしか思い浮かばない。日本の調整は、それより下のレベルの話だが、難しいことに変わりはない。

いまの日本代表に必要なのは、親善試合で高い視聴率を上げることではない。さまざまな実験を重ね、力のある選手を発掘し、段階ごとの目標を達成することだ。人気におぼれてバブルに踊り、サポーターを失望させた責任は、選手よりも、川淵・ジーコ・(A新聞を筆頭とする)スポーツマスコミに重い。懲りない者は何があっても懲りないものだ。底意地の悪い記事が売り物の週刊誌や夕刊紙ならともかく、全国紙A新聞のスポーツ面トップでこの程度か。真のサッカー報道が日本に定着するまで、あと何年かかるのか。


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