| 2008年12月08日(月) |
今年も外れたJ1順位予想 |
12月6日(土)、J1最終節が終了し順位が確定した。優勝が鹿島、自動降格が札幌と東京ヴェルディ、入れ替え戦出場が磐田となり、J2仙台と戦うことになった。
最終順位は以下の通り。 1 鹿島アントラーズ 2 川崎フロンターレ 3 名古屋グランパス 4 大分トリニータ 5 清水エスパルス FC東京 7 浦和レッズ 8 ガンバ大阪 9 横浜F・マリノス 10 ヴィッセル神戸 11 柏レイソル 12 大宮アルディージャ 13 アルビレックス新潟 14 京都サンガF.C. 15 ジェフユナイテッド千葉 16 ジュビロ磐田 17 東京ヴェルディ 18 コンサドーレ札幌
リーグ開始前の筆者の順位予想は以下の通り。順位予想は難しいものだ。 � ̄栽臓↓■蚤膾紂↓�川崎、�ぜ�島、�ダ郷紂↓μ掌轍亜↓�磐田、�┸生諭↓�F東京、��横浜FM、��柏、��新潟、��大宮、��大分、��京都、�飴ニ據↓嬰豕�V、�伽虱�
浦和の優勝を予想したが、7位と大きく外れた。G大阪はACL制覇をしたものの、リーグ戦では8位と順位を下げた。筆者の予想1位、2位が実際は7位、8位というわけだ。鹿島の優勝、名古屋の3位、大分の4位、磐田の16位(入れ替え戦)は驚きだ。
筆者が降格を確信していた千葉が最終節奇跡的(4−2でF東京に)勝利を飾り、降格を免れたのも意外だった。東京V、磐田が勝点1を取れずに敗退したのが幸いした。
最終節の鹿島は早々と降格した札幌が相手、しかも引分以上で優勝だから、緊張感が乏しかった。その一方、降格争いはスリルに満ち満ちていた。なかで不思議な試合展開を見せたのが、川崎と東京ヴェルディ(V)の戦いだった。前半26分、川崎ゴール前の混戦で、東京Vの福西が川崎DFに暴力行為を働いた件で一発退場。テレビ映像では福西の振った手が偶然相手DFの腹か胸に当たったように見えた。サッカーでは腕や肘を振ってバランスをとるプレーがある。福西の当該プレーを故意のパンチと見るか、一連の動作が相手DFにぶつかったと見るかだが、筆者には故意のラフプレーには見えなかった。主審岡田は、躊躇なく、レッドをかざした。筆者は主審岡田のレフリングには前々から疑問を持っている。あの程度で退場にすると、試合の興味が半減する。だが、福西も問題が多い選手。ラフプレーが多く、主審の目を盗んで肘を使う前科者であることも確か。福西が“ラフプレー常習者”というイメージをJリーグの審判団に与えていたことが、この大事な試合のレフリングに影響を与えたものと筆者は見ている。
この試合の乱調ぶりを更に印象付けたのが、再三の好機にシュートを外しまくったジュニーニョのプレーだ。究極はPK失敗。東京Vの降格を忍びないと思ったのかどうか。結果は2−0で川崎が勝利したので問題にならなかったが、もし、東京Vが勝ったならば、ジュニーニョの度重なるシュートミスは、手加減を加えたプレーとして、問題になった可能性もあるし、降格を争っている千葉、磐田等に礼を失するものだ。
さて、最終節においてもう1つ特記すべき試合は、Jリーグ中最大の人気クラブ浦和の惨敗だ。ホーム最終戦、5万人近くの大観衆を集めた浦和だが、なんとも不可解な先発陣。まず、契約更新しないDF内館の登録がない。攻撃陣は新人高崎のワントップ、右に山田、左にエスクデロ、トップ下にポンテ。ボランチに磯貝、鈴木、DFは左SB阿部、CB坪井・堀之内、右SB平川。FWの控えに永井、田中。そして、闘莉王(故障)、高原、エジミウソン(出場停止)はベンチ外だ。
最終節、優勝戦線から脱落した浦和なのだから、岡野、内館を試合のどこかで使うことは試合を捨てたことにならない。要は二人がどれだけのパフォーマンスを観客に見せるかだ。ワントップに高崎を先発させたということは、来季への期待の現われだろう。ならば、相馬、梅崎も一緒に使うべきだ。過去3試合の先発のエスクデロはまったく、期待にこたえていないだから。ポンテは峠を過ぎた選手、この試合で使う意味はない。
監督は、調子のいい選手を見極め先発起用するのが常道。エンゲルスに限ったことではない。ところが、先発エスクデロの故障退場により交代起用された相馬のほうが、先発エスクデロよりはるかにパフォーマンスがいい。エンゲルスの選手の調子を見極める目が怪しい。控えの梅崎もこのままならば、先発の機会を奪われたまま塩漬け状態だ。永井に至っては、干されたままシーズンが終わってしまった。
試合展開については、説明するまでもない。結果論でなく、横浜のゴールに向かう運動量に浦和の選手がついていけない。体力・走力の問題だ。躍動する若い横浜、ずるずる下がる浦和、走りこむ横浜の若手にいとも簡単にゴールを割られ、終わってみれば1−6の大差の惨敗だ。やる気のない浦和、ノビノビとプレーする横浜。この2チームの年俸を比較してみたいものだ。
浦和の不振の原因は、選手の驕りにある。ゲーム中に走れる体力をつけず、個人技で点が取れるといううぬぼれがある。浦和のサポーターは厳しいというが、浦和のサポーター諸氏は、浦和の選手の練習からチェックすべきだ。試合中、大声で応援するのもいいが、自己満足に過ぎない。リーグ最高のサポーターを自認するのならば、浦和が正しい練習をしているかを監視すべきだ。浦和の選手が基礎体力を養う練習を怠っているのならば、そこから、浦和の監督と選手を批判しなければ嘘だ。組織的プレーを叩き込んでいないことがわかった時点で、クラブ首脳陣、指揮官、選手を批判したほうがいい。ふがいない試合の後、クラブ関係者と団交しても始まらない。サポーターがパフォーマンスでクラブ首脳陣と団交しても意味がないし、手遅れだ。
浦和は、序盤に監督交代のゴタゴタがあり、新しく指揮官になったエンゲルスの資質に問題があったことが敗因だけれど、それよりも個々の選手が走力、運動量を上げる練習をしていないことのほうが問題なのだ。たとえば、この試合で、PKを与えた阿部が浦和の現状を象徴している。阿部は、シーズンとおして調子があがらなかった。とりわけ、運動量が不足している。故障もあるのだろうけれど、巧さ、器用さ、読みのよさだけでは、モダンサッカーでは用をなさない。年間通じて良好なコンディションを維持しなければ、チームに貢献できない。
阿部は、浦和において、左サイド、CB、ボランチの3ポジションで、磯貝、鈴木、闘莉王、坪井、堀之内、平川、相馬らと、複合的ポジション争いをする必要はない。浦和を飛び出して、彼のボランチとしての能力が生かせるクラブに移籍すべきだ。そのほうが、阿部の力は増すし、良いパフォーマンスが年間通じて可能だと思う。選手生命も長くなる。
|