| 2009年10月11日(日) |
天皇杯波乱はJリーグ衰退の予兆 |
天皇杯2回戦の本日(11日)までの結果のうちから、注目される9試合を書いておこう。 �。複韻稜陬譽ぅ愁襪�JFLのジェフリザーブズに0−0からPK戦で辛勝。 �■複欧凌絽優曄璽蝓璽曠奪�が2−3で福岡大に負け。 ��J2のセレッソ大阪が東北社会人サッカーリーグ1部の福島ユナイテッドに1−2で負け。 �ぃ複韻梁臺�トリニータ がLFLの横河武蔵野FCに3−3からPK戦で辛勝。 �ィ複欧瞭租腑凜�ルティスが1−3で鹿屋体大に負け。 �Γ複欧両兎逎戰襯沺璽譴�0−1で明大に負け。 �В複欧離凜.鵐侫�ーレ甲府が3−3からのPK戦で関大に辛勝。 �┌複欧療豕�ヴェルディが0−1でJFLのホンダロックに負け。 ��J1の浦和レッズが0−2で北信越リーグ1部の松本山雅FCに負け。
J1、J2の6チームがJFL、社会人リーグ、大学チームに負け、3チームが引分の末、PK戦で辛勝した。中でもJ1の浦和が北信越リーグ1部の松本山雅FCに0―2で完敗したのは驚きである。
サッカーでは、一発勝負のカップ戦で予想外のことが起りうる。そのことは十分承知している。また、天皇杯の開催意義については筆者も疑問をもっている。だが、現行の見直しがなされない以上、プロならば現行制度を織り込んだチームコンディションを維持しなければいけない。“番狂わせ”というのは、よほどのことが起きたときに使用する表現であって、カップ戦の2回戦でトップ及び準トップのリーグの9チームが下部組織や大学チームにまともに勝てないとは異常である。
Jリーグの危機については何度も当コラムで書いてきたことだけれど、この現象をもって、その実力のなさが傍証されたと考えていい。Jリーグのレベルダウンの主因は、何度も当コラムで書いたとおり、チーム数が多すぎることである。チーム数を満たすだけの選手が集まらない。この現状を打破するには、チーム数を減らすか、実力のある選手を集めるしかない。いい選手を集めるには、外国人枠を撤廃するしかない。アジア人選手に関しては制限がなくなったけれど、まだまだである。外国人枠を撤廃すれば、日本人選手の出番がなくなるけれど、実力の世界だから仕方がない。トップリーグの水準が高いところがW杯でも上位を占めている。
日本代表にW杯ベスト16以上の成績を望むのならば、厳しい競争で選手の実力を向上させ、更にその先のリーグへ移籍するというメカニズムを国内に循環させなければならない。Jリーグで好成績をあげたブラジル人選手が、中東に移籍することが話題になっているが、そんなことが話題になることなのか。自分のクラブで育てた選手を高く売るのは、クラブ経営の基本である。ただ、移籍の仕方がいかにも、洗練されていない。シーズン途中というのがすっきりしない。Jリーグ各クラブの契約の仕方に問題がある、と筆者は理解しているのだが、いかがであろうか。
Jリーグのクラブに問いたい。日本のクラブは、南米、アフリカ、国内を問わず、世界にスカウト網をもっているのか。世界に転がっている、無名の原石を自らの手で発掘したことがあるのか。自分のところのユースチーム、有名高校、大学から選手を「就職」させているのではないのか。グローバルなサッカー市場から遠く隔たった日本のJリーグは、このままいけば衰退の一途を辿るだろう。
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