| 2011年12月04日(日) |
柏、優勝おめでとうございます |
2011シーズンの結果は以下のとおり。
�’陬譽ぅ愁襦↓¬掌轍哀哀薀鵐僖后↓�ガンバ大阪、�ぅ戰�ルタ仙台、�ゲI唯董Ε泪螢離后↓�鹿島アントラーズ、�Д汽鵐侫譽奪船Ч�島、�┘献絅咼軾愿帖↓�ヴィッセル神戸、��清水エスパルス、��川崎フロンターレ、��セレッソ大阪、��大宮アルディージャ、��アルビレックス新潟、��浦和レッズ、 (降格) �哀凜.鵐侫�ーレ甲府、�吋▲咼好冓_�、�殴皀鵐謄妊�オ山形
柏がJ2からJ1への昇格年に優勝するという快挙を成し遂げた。柏の優勝は“アンビリーバブル”なのか“サプライズ”なのか――柏の優勝については後述する。
◎筆者の順位予想は当たらず
筆者のシーズン前の順位予想は以下のとおり。
�.�ンバ大阪、�⊆�島アントラーズ、��セレッソ大阪、�だ邵螢侫蹈鵐拭璽譟↓ヌ掌轍哀哀薀鵐僖后↓Ρ栽促譽奪此↓�柏レイソル、�┘汽鵐侫譽奪船Ч�島、��アルビレックス新潟、��ベガルタ仙台、��ジュビロ磐田、��大宮アルディージャ、��ヴィッセル神戸、��横浜F・マリノス、��モンテディオ山形、�粟郷絅┘好僖襯后↓吋凜.鵐侫�ーレ甲府、�殴▲咼好冓_�
昇格した柏が弱いとは思わなかったが、まさか優勝するとは思っていなかった。筆者の予想が大きく外れた点としては、(一)柏の優勝を外したこと、(二)セレッソ大阪、川崎、浦和を上位にランクしてしまったこと、(三)仙台、横浜を下位にランクしてしまったこと(四)清水を降格としたこと、(五)名古屋を5位としたこと――の5点。被災地をホームとする仙台の4位は称賛に値する。
降格の福岡、甲府は想定内だったが、前出のとおり、清水が筆者の順位予想後に強力な補強を行い、10位まで順位を上げた。山形の降格は、戦力から見て当然。
◎柏の優勝を分析する
昇格シーズンに優勝するとは、他のJ1チームが情けないという見方も成り立つが、そもそも、2009年シーズンに柏が降格すること自体が“サプライズ”だった。09シーズンは、高橋真一郎が新監督に就任したものの、開幕から7戦未勝利とスタートに失敗。7月に高橋監督を解任し、ブラジルからネルシーニョを新監督に迎えたが、“時すでに遅し”だった。
(1)ネルシーニョの非凡なチームづくり
2010年シーズンをJ2で過ごした柏は、ネルシーニョ監督の下、課題だった守備の弱さを克服し、さらに才能のある若手育成に成功、さらに戦力増強のための補強も怠らなかった。
優勝を決めた最終節の柏は、 (先発)GK菅野孝憲、DF酒井宏樹、DF増嶋竜也、DF近藤直也、DF橋本和、MFレアンドロ・ドミンゲス、MF大谷秀和、MF茨田陽生、MFジョルジ・ワグネル、FW田中順也、FW工藤壮人、 (ベンチ)GK稲田康志、DF安英学、MF栗澤僚一、MF澤昌克、MF水野晃樹、FW林陵平、FW北嶋秀朗、という構成。
うち、近年に補強した選手は、 2008年、MF澤昌克(シエンシアーノ/ペルー)、GK菅野孝憲(横浜FC) 2010年、MF水野晃樹(セルティック/スコットランド、元千葉)、MFレアンドロ・ドミンゲス(E.C.ヴィトーリ/ブラジル)、FW林陵平(東京ヴェルディ) 2011年、DF増嶋竜也(京都)、MF安英学(大宮)、MFジョルジ・ワグネル(サンパウロ/ブラジル) ※(ベンチ外) 2011年、兵働昭弘(清水) 2009年、DFパクドンヒョク(ガンバ大阪)
最終節に登録された18選手の内訳は、近年の補強組が9選手、生え抜き及び若手育成組が8選手、生え抜きではないが、ベテラン1選手(北島)となっている。注目すべきは、日本代表及び代表経験者が見当たらないこと(シーズン途中、田中が日本代表に、酒井が五輪代表に招集されたが)。この現象は、2010年シーズンにJ2に降格し、2011シーズンに昇格復帰したFC東京と対照的である。FC東京は、日本代表クラスをそろえたチームである。
ネルシーニョが監督に就任したのが2009年シーズンの途中だったから、ネルシーニョ就任前に移籍してきた選手のうち、2011シーズンにプレーしたのは、06年に清水からきたFW北嶋秀朗、2008年のMF澤昌克、GK菅野孝憲(横浜FC)の合計3選手しかいない。
つまり、ネルシーニョは監督に就任してから、この3選手を残して、必要と思われる8選手を補強し、チーム生え抜きの若手7選手を育て上げ、理想とするチームづくりを行ったと言っていい。選手の育成及びリクルートについては、監督の手腕だけとは言えないけれど、いわゆる代表クラスの補強を一切行わずに、勝てるチームをつくりあげたネルシーニョ監督の功績は評価してしすぎることはない。
(2)強力なブラジル人選手
柏の優勝に貢献したブラジルからの助っ人の存在も挙げなければなるまい。得点力のあるMFレアンドロ・ドミンゲス、フリーキックの名手MFジョルジ ワグネルの2選手だ。
この2選手の特徴は、試合中、手を抜かないこと。試合終了まで走り続けるスタミナを保持し、守備を怠らない。攻守にわたりチームに貢献したように思える。また、ブラジルの強豪チームであるバイーア、クルゼイロ、コリンチャンス、インテルナシオナル、サンパウロを渡り歩き、さらに、ロコモティフ・モスクワ(ロシアリーグ)、レアル・ベティス(リーガエスパニョーラ)でもプレーした、ジョルジ ワグネルの経験が、柏の若手に良い影響を与えたものと筆者は思っている。
(3)柏の成功に学べ
柏の優勝は、こうしてみると、必然であった。優勝する、しないは運というものも無視できないが、少なくとも、昇格した年に3位以内に入る実力があったとみるべきだろう。
勝てるチームをつくるためには、ワールドクラスの外国人選手の補強も効果がないとは言えないが、▽よき指導者、▽チームのコンセプトに合致した適材の補強、▽若手育成――が重要なことを柏が証明したように思う。Jの各クラブ、とりわけ、監督選考がうまくいっていないビッグクラブ・浦和は、柏の成功を学習すべきだろう。
そればかりではない。Jリーグ関係者は、若手選手の海外移籍を嘆いているようだが、若手を育成してクラブの運営資金を稼ぎ出すくらいの意気込みがほしい。選手を育て、輸出して、クラブを大きくするくらいの企業家マインドがなければ、プロフェッショナルスポーツビジネスはやっていけない時代になった。スポーツ市場のグローバル化が弱まることはない。
|