父は子供に戻ったと妹さんは言う。 正確には、母からの数々の愚痴でそのように聞かされるのだと言う。 彼女自身も、薬の管理で日々手を焼いている。 父には怒りしかないそうだ。ペットを通り越して家畜並みだとおっしゃる。 父に一番可愛がられた次女は、そんな我儘な娘になった。 敬意とか憐れみとかはないものであろうか…。 いや、敬意があったからこそギャップが辛いのか? 自分は飲んだくれの父の印象が強いので、弱弱しくなったのが不憫ではある。 あれだけ飲んでよく後期高齢者になれたものだ。 死にたくない一心で酒とたばこをやめた点だけは尊敬に値する。 敬意はないな、さほど。真面目に働く人ではあったけど。
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