| 2016年10月18日(火) |
同じなわけはないけれど |
うちの母方の祖母はできた方であった。 温厚なお人柄で、夫を戦争で亡くしながらも、二男二女を育て上げた。 腰が曲がってからも農家の仕事を続け、自宅で息を引き取った。 最後までぼけることもなく、食事は自分で食べていたそうだ。 そして、自分の足で歩き続けた。トイレはポータブルを使っていた。 ある冬の日に食べた夕飯を吐き、その晩に他界した。 95歳の大往生であった。
ここ近年、両親が老境に差し掛かるにつれ、 祖母の偉大さを実感するようになった。
うちの父はもはやボケ放題だが、母も最近ちょっとおっかない。 足元が不如意になり、何かというと室内で転ぶ。 湯呑の水をこぼしたり、その辺に腕をぶつけたり。 そのたびに痛い痛いと嘆く。そういう人だと分かってはいるのだが。 最近はお湯を沸かしっぱなしにすることが多い。元栓開けっ放しとか。 妹さんと二人で気を使って対応している。火事だけはもう嫌だ。 介護生活の入り口を垣間見ている今日この頃である。
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