人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年12月06日(金) 子は親の背を見て育つのだから

子は親を映す鏡。

母の髪を引っ張り、叩くというよりは殴り、「お前なんか鬼だー」と叫んだ3歳男児。
彼の母は、間違っても子を叩くことの出来ない、口でしかることも出来ない、エネルギーのない母で。彼を制止できぬまま、彼に引きずられ、いつもうつむいていた。

保母が母に尋ねた。彼はいつも母に乱暴するのかと。
母は保母に答えた。夫からも同じことをされていますと。

通報を受ける前から、気にはなっていた。明るい表情の少ない母ではあるなと。力ある賢い児に、振り回されているなと。

彼は、自分の父が母にぶつけるその暴力行為を、犯罪と知らずに見て育っているのだ。母は、彼らにされるがまま。

あなたは何も悪くない。
あなた自身のためにも、児のためにも。

もう、黙って耐えるだけではダメ。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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