人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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| 2002年12月17日(火) |
急性胃炎になるほど悩んでみた 〜 いつか、絶対、しあわせになろう |
なんとなく、なんとなくね。
一昨日の夜は、悲しくて切なくて涙が溢れて止まらなかった。予想していた親からの交際反対宣言が現実になったことが、涙が止まらないほどショックだったことにまたショックを受けて混乱し、なお涙がこぼれた。
彼に出会わなければよかったのに、だとか、今ならまだ傷が浅いうちに別れられるかも、だとか、その夜は負の感情ばかりが身の内をのた打ち回り、そのたびにそれを打ち消す自分がいた。
実家から自宅に帰るまでの道のりはやけに長かった。貧血症状を起こし、座っても吐き気は治まらず、乗り換える駅ごとにホームにしゃがみこんだ。 朝、磯部巻きを2つ食べただけだから空腹で体調不良なのかしらと思い、水分だけでも取ろうとしたが、水分にさえ吐き気が催してしまい、それさえも断念した。 でも、水分さえ拒否する自分の身体の不調さ加減、何かに似ているなとそこではじめて気付いた。 急性胃炎なのだと、私は確信した。
数年前、「好きです」と告げようとした相手に突然先立たれたことがあった。そのときも、やはり急性胃炎になった。 吐き気。胃の重みと痛み。腸の不調。眩暈。悪寒。発熱。 挙句そのときも丸1日水分が取れなくて、脱水になり1週間の入院を余儀なくされた。 もともと、自分のメンタル面が弱いことは重々承知している。
昼頃に実家を出たら遅くとも15時には自宅についているはずが、休み休みの帰路だったために、夕方になっていた。家に着くなりすぐに布団を敷き、横になった。胃がぴくぴく動くのが分かった。胃の痛みに耐え兼ねて、腹を抱えるように丸くなって眠りについた。
それからは、1時間おきくらいに目が醒めたり眠くなったりの繰り返しだった。悪寒から発熱に気付いて体温計をくわえたら、38℃近い熱が出ていた。水分とって汗かけば熱が下がるなあと、ほうじ茶にうめぼしを入れて、ゆっくりとだましだまし飲んだ。そしてまた寝た。起きるとパジャマがびしょぬれになっていたので着替えた。強い悪寒は止んでいた。37℃半ばに落ち着いていた。そして、また眠りについた。23時半くらいだったと思う。それからは、6時まで起きることはなかった。
気持ちが落ち着くと、自然に身体の方も落ち着いてきた。昨日は午前中いっぱいは有休をもらっていたのだが、昼頃には、吐き気も口元を押さえなくても平気な程度によくなっていた。一応病院に寄って受診して薬をもらい、その足で午後は会議があったので職場にも出た。 夕飯は、一昨日の朝食以来はじめて口にすることが出来た。白菜おじや。胃にやさしかった。
前途多難な恋を選びたくて選んだわけじゃない。 好き好んで親に反対されたれようと思ったわけじゃない。 反対されればされるほど、燃え上がれるほど周囲が見えていないわけじゃない。 だけど、彼を好きになったことを、いつか後悔してもいいと今は思う。 この恋を無理やりに諦めるよりも、今の自分たちにどこまで何ができるのかを知りたいと思う。
何年つきあったって結婚に至らないカップルだっている。 好きあって結婚しても別れるカップルだっている。
誰と一緒になることがその人にとってのしあわせなのかなんてこと、誰にも分からないのだから。
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