15's eyes
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2003年01月29日(水) 私が本当にほしかったもの

めまいと咳は相変わらずとれないんだけど、
日に日に体調はよくなってきてるので、一安心。

来月中旬に自分の研究授業があって、
それまでに授業の進度をハイスピードでかけぬけていかなければならず、
かぜひきが増えている自分のクラスのこどもたちに
たのむからもう欠席が増えないでくれと祈る毎日。

子どものための授業なんですがね…


2週間ほど前に彼と話してわかったことを書こうと思う。
自分自身のために忘れないために。


つきあいが続いてくると、
言わなくてもわかるだろうということや、
まぁこれくらい、いいやということが多くなってくる。
聞かないで流すこともあるし、
愛情表現だって、べたなわかりやすい表現なんて少なくなってくる。


そんなこと、いくつかの恋愛で経験していたのに。


私はそんな過去の経験なんて、
すっかり腐らせていた。


いや、恋愛においては経験なんてホントは必要のないもので、
相手が変わればまた、初めから似たような感情や、似たような経験を
繰り返し、繰り返し、まったくの新しいこととして
受け入れていくものなのかもしれないけれど。



とにかく、そんな過去のことなんてさっぱり忘れていた私は、
また、形あるものを求めて、
その形とはとてもとてもわかりやすい、
「結婚」という形を求めていたと言うことに気づいた。



そもそも、親のことだとか
年齢のことだとか、
そんなこと抜きにして、
自分自身に問いかけて
あっ今だ!
と思う時期だったのか、
そう考えてみると、
ゼンゼンそんな時期じゃなかった。


でも私は、
いろんな理由にかこつけて
本当は心の中で
彼の私に注ぐ愛情を確認したくて、
ただそれだけの理由で、
結婚したくなったのでは?
と思った。



そんなの
そんな結婚なんて
ただのどこかわけのわからない寺のおふだみたいなものじゃないか。
ばか。



それに気づかせてくれたのは、やはり彼の言葉。


結婚云々の会話ではなくて、
彼の人となりというのがその日の会話でたくさんたくさん
わかったからだった。


彼がきちんと考えてから女の人とつきあうということ。
「一つのつきあいを続けていくこと」の大事さを知っているということ。
別れを受け入れる場合に考えること。
仕事に対する真摯な態度。
友人や同僚との接し方。

そして私という人物を、
彼がとらえたままで受け入れてくれているということ。

自信のない私をそのままでいいんじゃないのと
言ってくれた言葉。

彼のストーカーの女の子が未だに私を見つけて、
追いかけてきて何かされるんじゃないかと
実はとても心配しているということ。

などなどなど。

直球の話をしなくても
たくさんのことが見えてきた。


「好きだ」とかそういう言葉ではなくても、
抱きしめるという態度ではなくても、
もうじゅうぶんというほどの安心と彼の恋人だという自信をもらった。


気持ちはとても安定して、
私は、
あぁ、もっとこの人と、たくさんたくさん
お互いのいろんな部分を見せ合って、
わかりあっていく楽しさを続けていきたいと思った。

そして、
もっともっと引き出しのたくさんある女になりたいと思った。


その日の夜家についてから、
そして、今も、ずっと、
気持ちに余裕が続いている。

私には余計なおもりはついていなくて、
ただ純粋にこの彼とずっとつきあっていって、
ずっと手をつなげる人でいて、
そして、それがお互いが一番良い時期に、
形になればそれでいいんじゃないかと思っている。


やっと思考が戻ったな。



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