前後(マエウシロ)向き日記
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2003年02月24日(月) 旧友の死

やるせない。。

どんなにがんばっても報われない時ってあるのかな。
なんだか今日はどうしても前向きに考えられない自分がいます。

さっき友達からメールが届きました。

同じ高校だったある子が亡くなった。
明日お通夜があるから、
知ってる範囲で連絡を取って欲しいと。

びっくりした。ただただびっくりした。

驚いたけど、正直私は彼女とは親しい仲ではないから
そうなんだと冷静に受け止めた。とても残念なことではあるけど。

何度か日記に書いた友達のAは今も彼女と仲がよかったはず。
今ごろ彼女は深い悲しみの中にいるだろう。
Aに聞けば彼女が病気で亡くなったのか事故でなくなったのか
わかるだろうけど、今は聞く時じゃない。
Aの性格からして、そっとしておいてあげるのが優しさのような気がする。

私と彼女は高一の時同じクラスだったというぐらいのつきあいしかない。
もちろん今は交流もない。

でも私には彼女との忘れられない思い出がある。

当時私は同じ部活の先輩に憧れていた。
それは女の人を恋愛対象として見る今のような恋愛感情じゃなくて、
女子高にはよくある一時期の同性や先輩への憧れ。みたいなもんだったけど。

それでも私なりに淡い恋心を持っていたと思う。
もちろん自分の中で無意識にあるような気持ちで、誰かに話すほどでもなかった。

その頃たまたま彼女とは席が隣同士で。
なんでかは覚えてないけど、先輩の話をした。たわいもないことを。
そしたら、彼女にも憧れの先輩がいて、すごく話が盛り上がったの覚えてる。
それからは昨日の部活はどうだったとか、先輩のここが好きとか
どっちが先輩と仲がいいか自慢をしょっちゅうしてた。
今思い出すとなつかしいルーズリーフをいろんな折り方して。
席替えしてもしばらくはそんなやりとりしてたと思う。
そして2人ともそんな気持ちをおかしいなんて思ってなかった。

クラスが変わると次第に疎遠になっていったけど、
高校時代先輩のことを話したのは彼女だけだったと思う。

そんな共通の思い出を持ってる人がもうこの世にいない。
今会う事が出来たらきっと笑ってこの思い出を語れるのに。



つくづく私は今までほんとに幸せに生きてきたと思う。
だって大切な人達を失わず生活を送れてきたんだから。
確かに祖父母が亡くなったり、おじさんが病気で亡くなったり、
身内でつらい経験をしたことはあるけど、
それはものすごく冷静な見方をすると、ある程度覚悟が出来てた事。

でも友達や大切な人を突然失ったことはなかった。
友達づたいに同級生が亡くなったって聞いた事もない。

最近何だか大切なものをどんどん失ってるような気がする。
皮肉な事に、日常生活は何も変わってないのだけど。
女の人を好きって思う環境だけがめまぐるしく変わってる。

好きな人も友達もいなくなって、何も過去の思い出まで取り上げなくても
いいんじゃないか。。



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