遠距離には向いてない

父と話し合った結果、とりあえずそっちで免許とってこいという話になった。しばらくはここにいられそうだ。彼が出てくるまでは待っていたかったのでホッとした。そういえば、そろそろ二ヵ月になる。部屋内が二ヵ月分のゴミと服と悪臭に満ちているので、まだ出てきて欲しくない。正直な所、それだけが理由じゃなくて、よくわからないけどまだ出てきて欲しくない。彼がいない状況に慣れつつあるからかもしれない。たまに凄く会いたくなるけど、それ以外はなんとなくまだ会いたくない。会いたいけど会いたくない。そうだ、昔、高校の頃、遠くヘ進学した二つ年上の先輩と付き合っていた頃も、今と同じ気持ちだった。会ったら会ったで、素直に喜べず、思った通りにいかなかった。やっぱり、遠距離や会えない状況というのは、あたしには向いていない。淋しさや求める気持ちが増幅しすぎて、自らをコントロールできなくなるのだ。やる気がなくなり、私生活や対人関係にも支障が出る。もう、おそらく手遅れだ。彼が帰ってきてもあたしは前の様に素直にはなれないだろう。それで、愛想をつかされ気持ちも離れるのだ。多分そうなる。彼があたしの態度や言動が本心からではなく、本当はどうしたくて何を思っているのか分かるのなら話は別だが、そんなの無理な話だ。もう、終わったようなもの。
2003年02月24日(月)

にきにっき / にきーた