ストーカーみたい

今日バイトの面接に来た男がいた。凝視する感じの目付きの男だった。一見真面目そうな普通の男だが、目だけがそうではなく、嫌悪感と危機感を覚えた。別に元々目がでかいとか、そういうのじゃない。

バイト仲間の女の子に、その男を古くから知っている人がいた。中学校まで同じ学校だったらしい。男は小学生の頃から彼女に想いを寄せており、告白もしたがふられていた。

高校入学以降から携帯の普及に伴い、男の行動がストーカーじみてきたという。彼女の家の前で待ち伏せしたり、家に帰るとどこから見ているのか『おかえり』とメールをしてきたり、部屋の電気が消えるのを見計らって電話したり、…等。

その後彼女は引っ越し、連絡もとらず、その男の事を忘れ楽しく生活していたのだが、そこに突然そいつが現れたわけだ。

店長は面接の際既に採用を言い渡しており、それを知った彼女は泣いてしまった。人格が少し気に入らなかったが(偽善者ぶってる所が)、経験者でいつでも出勤可能な為断るまでには至らなかったらしい。が、事情を知ると、もっと早く言ってよと言いながらも断ってくれる事になった。あたしもその男は恐かったので、ホッとした。

しかし、彼女は迷惑をかけた事を悔やんで、バイトを辞めたいと言い出した。感じのいい好感の持てる子なので、そんな理由で辞めてしまったら悲しい。

悪いのは、嫌がられている事も気にせず自己満足の為に相手に恐複テ心を植え付けるようなアプローチを繰り返して止まなかったその男だ。最低だ。
2003年09月04日(木)

にきにっき / にきーた