最近ブーム(?)な釘煮。 だれでも簡単! 釘煮セット、みたいなもんまで量販店の店頭で売ってる始末ですが。 本当はそんな簡単なモンじゃありません。
一番大事なものは「鮮度」 水揚げからの経過時間が命です。 釘煮職人は口をそろえて同じ事を云います。
水揚げから最低3時間、それ以上だといくら職人でも上手には炊けません。
だから、そこの奥さん!>って誰やねん?(笑) 上手く出来ないからって腕が悪いからじゃありません! 悪いのは鮮度です。
この時期だけ
おいしい釘煮を食べたかったらちゃんとプロの創った物を買うのが早道。 でも、中には「なんちゃって釘煮」もあるので注意が必要です。 本物は、置いといてもタレ(?)が流れ出ないで常温保存で一年以上持ちます。 偽物はべちゃべちゃでアメを絡めただけ、なんてヒドイのもあります。
兵庫県・淡路島の釘煮業者は一年でこの時期だけ炊きます。 昼網があればほとんど、一日中炊いてます。 そのアガリは正に芸術品。
そりゃ、ちょっとやそっとじゃ真似できませんわ。 餅は餅屋。
正に旬!
でも、その作る過程が面白いんでしょうけどね。
ちなみに、淡路では加工場の事を「納屋」と呼びます。
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