すくらんぶる・のーと

2003年04月02日(水) アイサレテ25ネン

なんか、久しぶりに単車の雑誌を買いまして。
その裏表紙にSR400の広告。
ネイティブ・アメリカン風の格好をしたモデルさんと。


ヤマハ発動機が生んだ傑作、SR400/500。
その25周年モデルが発売されたらしいです。


SRシリーズ。
コレ程、開発者とユーザーの想いが食い違ったモデルも珍しいのでは。
最初のコンセプトは「フラット・トラック」
いかにもアメリカンなこのレース。
オーバルなダートコースをカウンター当てっぱなしで駈け抜けるってイベント。
そのイメージで作られたのがSRでした。
ビッグシングル、前よりでアップ気味のポジション。
あのHarley-DavidsonのXRみたいな。
スクランブラーというカテゴリー。


もともとオフロード車のXT500のコンポーネンツを使ってるので、その辺の延長にあるのでしょう。
当時は、エンジン等のパーツの使い回しは当たり前に行われてましたので、違和感はありませんでした。



ところが。
開発者の想いとは裏腹に全く違うジャンルでSRは花開きます。
それはビンテージ風カスタム。

古きよき時代のブリティッシュ・スポーツ。
美しい形のエンジン、基本に忠実なレイアウト。
そこに目をつけたカスタム野郎達が和製BSAや和製Triumphを次々に生み出しました。

専門のショップも生まれました。
そのムーブメントは遂にメーカーをも動かします。
マイナーチェンジでキャスト・ホイール、ディスクブレーキに「進化」したSR。
なんと猛烈なユーザーの反対に遭遇。
また元のワイヤースポーク、ドラムブレーキに「退化」してしまったのです。

まぁ、なんと不思議な単車でしょう。
ロングランもさる事ながら「退化」したのはSRくらいじゃないでしょうか。


各云う私にとっても、SRは憧れの単車で。

当時、まだ原付き小僧だった私。
持っていたHONDA CB-50S(名車!)をこれまた憧れのDUCATI風イタリアンカラーに塗り、YAMAHAのエンブレムと純正ステッカーをちょっと加工した「SR-50」なるモノを作って悦に入ってました。




My Sweet SR-50R






最近は500モデルも廃盤になりその進化系のSRXも無くなり、寂しい限りですが。
やっぱりSRは一度は乗ってみたい単車のヒトツでもあります。


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By ちゃうねん

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