■向こう岸に
2000年05月10日(水)
友人が死んだらしい。アパートで死後5日ぐらいでようやく発見されたらしい。
死因は分からない。お通夜が今日で葬儀が明日らしい。
「らしい」ばっかりなのは昨日母親に電話で聞かされただけの情報だからである。
だから今、悲しいとか実感がまるで無い。全然信じられない。だからこの目で確かめたい。
ホントなら最後に顔を見ておきたい。
でも今仕事で動けない。彼の実家(僕の実家の近所)で葬儀が行われるそうなのだが遠すぎる…。
今のところ唯一の情報源は母親なのだが、
「死後5日くらい気づかれなかったんだってよ。
あんたも一人暮らしなんだからちゃんと
電話に出なさい。いつも言ってるでしょ。
あとケータイもちゃんと持ちなさい。意味ないでしょ」
と、僕の日頃の電話嫌いを責めだしてきたのでもうあんまり話したくない。
その友達とは小学校3年からの付合いで、
お互い東京に出てきてからも続いている
数少ない友達だった。多分似た者同士、気があったのだろう。
あ、こいつ、僕に似てるな、ってところがよくあった。
考え方、行動の仕方、長所、短所。
むこうもそう思っていたに違いない。
オイーほんとに死んじゃったのかよ〜。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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