logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■単線電車は冬、扉を自分で開ける。
2000年07月18日(火)
駅でおばさんが駅員にえらい剣幕で怒られていた。
キセルでもしたのだろうか。

高校時代、友達がキセルではないが駅員に怒られたことがある。
通学の帰りの電車は改札を通って一つ向こうのホームから出る。

本来なら当然階段を昇り降りして行かなければいけないのだが、
電車が既に到着しており「間に合わない!」と思ったその友達は

ホームを降り、線路を横切って渡ろうとしたのだ。

しかし線路につまずき大コケした挙げ句、
カバンの中身をぶちまけてしまった。

1時間に3本くらいしか来ない田舎の路線だったが、
ひとつ間違えると大惨事である。

駅員に見付かり「ちょっと来い!」と駅の事務室かどっかに
連れて行かれた。

そこで一通りお説教をくらって

「もうするなよ」

と解放されそうになった間際、

「あ、念のため学生証見せておいてもらおううか」

と言われた。彼は高校の学生証をおずおずと提示したところ
駅員の顔が鬼のような形相になり

「俺もその高校なんだよ!てめー!俺の後輩になるんじゃねーか!
 名門○○高校の恥だ!!」

更に絞られたんだそうだ。

田舎の世間は狭い。悪いことは出来ないものよ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加