lucky seventh
DiaryINDEX|past|will
ねぇ、何でだろうね?
上手くいかなすぎて、
はがゆくて、
僕は消えてしまいたいよ。
空が堕ちてくる。
「ばいばい」
何気ない動作で、笑って君は言った。
「ばいばい」
泣けばいいのに。 僕はそこまで考えてやめた。 それはしてはいけない事だと急に思い出したから。 あぁ、同様していたんだ。 気付かない間、掌に込めた力をそっとぬく。 爪が食い込んでるや。 思って、笑って君を見た。
「わたし、行くよ」
君は笑って、僕に背を向けた。 一歩 また一歩 君が遠ざかって、遠ざかる君を大人たちが隠してゆく。
「ありがとうな」
投げかけた言葉に、遠くの君が一瞬揺れて だけど、歩みは止まらない。
「またな」
その言葉に振り向かず 手を挙げて君は応えた。
本当は、走って君を抱きしめて…
ナナナ
|