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■ 記憶する日。
2010年7月21日という日は。 私にとって特別な日になりました。
なにから書こうとかいろいろ考えているのですが、 あんまり整理がつかないので思うままに書いてみる。
生まれた時から在たひとです。 一番最初の記憶はあんまり思い出せないです。 私が生きている時間の中で両親よりもおそらくいちばんそばにいてくれた人です。 叱られた記憶はあまりないです。いつもいつもにこにこと優しい笑顔でした。 寝たきりになってからも、会いにいくと笑ってくれて。 この前も、結婚が決まったんだよ。指輪をもらったんだよと報告しに行ったら、笑顔で「おめでとう。」と言ってくれました。 それが、私にとっての最期の声。 泣いてしまった私に困ったような顔をして、泣きそうになっていて。ごめんね、嬉しくて泣いているんだよって思った。
結婚式出てほしかった。 ひ孫の顔もみせなきゃって思ってた。 でも、何より。 もっと会いに行っていればよかった。 仕事があるからとかいろいろな理由をつけて会う機会を少しずつ減らしていました。こわかった。 衰えていくのをみることがこわかった。 逝ってしまうのだということを認めてしまうことが怖かった。 本当、後悔ばかりです。 さいごのほうは少しずつあいにいくようにして。 前日は泊まったけれど。そんなの些細なことだ。
もう、話をすることができないのだ。 手をつなぐことも、ほっぺたをつねることも。
とっても我慢強いひとだったから。 いたいとか、つらいとか、あんまり言わなかったね。 もう、大丈夫でしょう。 つらくないよね。痛くないよね。
孫たち成長しているの、聞いてくれた? 私も兄ぃも仕事頑張るし。 あきもなつも少しずつ成長しておとなになるようあいつらなりに頑張っているから。 ようちゃんやおかあさんはおばあちゃんが心配することなんかないよね。 一番の心配はおじいちゃんかな?それは私も心配だけれど、でもみんながいるから。
だから、安心してゆっくりしてください。
ありがとう。 おばあちゃん。だいすきだよ。
2010年07月21日(水)
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