日曜日の続き。
しこたま贅沢をした後家に帰ってきた。 いつも翔は自宅最寄駅に着いたときに電話をくれる。 そのときも、いつものように電話がかかってきた。
着いたよ〜
今日はほんまいろいろありがとね♪
いつものように会話は始まっていた。 最初は欲しいゲームソフトの話だとか、とりとめのない内容。 だったんだけど、ふと。
住む所とかどうするのかねぇ?
そうだねぇ・・・どうしよう?
このままずっと気持ちは変わらないん?
?
気持ち? 何の? 住む所たってなかなか難しそうだから私は一人でどっか住むつもりだけど。 今更何なんだ?
この日までにこういうことについて話をすることは幾度となくあった。 其処にあるのは理想と現実。 一緒には住みたいと思うけど、親に何て言う? 二人はお金を持ってるわけじゃないから今すぐ結婚とか無理。 ただ同居すると言うのに理由がない。
だから、ずっと一緒におることについてやって。
・・・ああ、もちろんそのつもりだよ!
去年のことがあってから翔はずっと疑心暗鬼だったから。 私は迷わず返事をした。 理性の上では信じてくれてるとは思うけど、感情の底では無理もないかも。
でも、それを何で今尋ねられるのだろう。
やっぱりさ、一緒に住みたいと思うよな? そのことについて最近よく考えるねん
で、うちの親には何て言うん?
ちなみに翔の親は私が社会人になったら何でもありらしい(笑)。 だからもっぱら説得の対象はうちの親、特に親父様である。
そこはちゃんとあって話をしに行くよ。 今年の年末でもええやろ。 それまでになんか下地を作っててくれたらいいと思ってるけど、 みりあが今のうちから言いにくかったら俺が直接言うわ。
・・・・まじで?
こんな具体的に話を聞いたのは初めてだったんでただ驚いた。
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