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■ 妄想
ふと。 金網越しに視線を感じ、顔を上げる。 『あ……』 普段、滅多に変わらない手塚の表情がはっきりと驚愕を伴って。琥珀色の綺麗な眼が瞬きを忘れたように見開かれる。 うっすらと開いた唇から、す、と息を飲む音が零れるが、コート上の熱戦に目を奪われる周囲に気付かれることは無かった。 不自然に思われぬよう、その場を離れて。 コートから少し距離を置いた大木にとん、と背中を預ける。 「……息子さんの応援ですか?」 「誰がそんな面倒なことしに来るか」 ……こんなクソ暑い日によう。
短くなったタバコをゆらゆら、口元に燻らせて。心底面倒くさそうな口調で言った男はガリガリと頭を掻きながら、手塚を流し見た。 「クソババアが不幸の電話かけてきやがったんだ」 少しばかり、拗ねたように唇を尖らせる様子に、手塚は口端だけで微笑う。 「それはそれは……」 難儀ですね。等と、続きそうなセリフは喉元に押さえ込んで。手塚は自分より少し上にある南次郎の顔を上目遣いに、見遣った。 「息子の応援でもなく、竜崎先生に呼ばれて来ただけ。……俺の為でもなく?」 「……試合中だぜ?部長?」 「ウチの部員は俺が見ていようが居まいが、勝手に全力で結果をもぎ取ってきますから」 あっさりと言ってのけ。手塚は背を預けていた場所から僅かに身をずらすと、南次郎の肩口に己の頭を凭せかけた。 「……勝ったらご褒美くれません?」 そっと。苦笑する南次郎の顔を伺いながら、微笑の形にカーヴした唇に指先を触れさせる。 「南次郎さん?」 「……ったく、こんのクソガキが」 滴る……甘いテノールの声音。不意をついて攫われるように。流される甘い毒。 南次郎は手塚の細い手首を鷲づかみにすると、その、綺麗に整った指にキスをし、放り出した。
「これ以上、欲しかったら勝ってこい」 そう言ってニヤリと笑い、新しいタバコに火をつける南次郎に。 「イジワルですね。相変わらず」 仕方なさそうな溜息一つ。手塚は肩を竦め、大木の陰をふらり、抜け出した。
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なあんて小話をついつい書いちゃう位v等々、南パパ青学コートまで出張ってきちゃいましたよvあはんv コートでは桃がてぢゅかのことしか考えていなくてそこでも、萌えましたv 桃塚南塚すてきv 不二塚も勿論好きなんですけど、桃塚ってココと100周のとこ位しか萌えどころが(涙) なので、楽しみだったんですよ。「右足は飾りか?」のトコ(陶酔) しかし、結子さん、本日ちょいと実家にお盆で戻っていまして。うちでテニス見てたので。南次郎さんの出番でつい「うぐっ!」とかカボチャを喉に詰まらせて(興奮しすぎ!)おかんとおとんに「どうしたのっ!」とか言われました。とほ。 おかんはテニスの経験者なのですが、「あんなんありえね〜!」とか「飛びすぎ〜!」とかステキ突っ込みしてくれました。ありがとう。(笑) おとんはキヨと桃の猫目が気になっていたようです。「随分猫目な漫画だなあ」とかっつってた。 ま、そんなことどうでもいいんですけどね! 華のように麗しいてぢゅかを前にしてはどうでもいいのです!小鳥が可愛くても「ああ!愛らしいv蜜〜v」とか呟くわけにもいかなくて。 実家から帰ってきて(今)もういっかい見ました。 そいで、思う存分転がってみました。 ああんv桃を見下ろす女王な蜜がv かわいいったらありゃしない〜!きいいいい!!!
……満足だっv(←跡部っぽく)
2002年08月07日(水)
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