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■ 忘れないうちに・・・
「一体、オマエは何をしたいんだ?」 手塚は問いかける。 自身が唯一、見上げることでしか伺えない顔を真正面に捕らえて。逸らされぬよう、眇めた眼に力を込めれば。 「何って・・・」 乾は困ったように眉根を寄せる。
厚い硝子に遮られるまま。双眸に浮かべた筈のどんな感情も気取らせないオトコは、ただ黙って。 手塚は侭ならぬ苛立ちに、らしくもなく舌打ちをし、乾へ手を伸ばした。 「何を・・と言うよりは、どうしたいか、聞いている」
例えば・・・。
二つボタンを開けた開襟のシャツを掴み、力を込めて手前に引けば、存外容易く。 触れ合う程の距離に近づく、少し肉厚でエロティックな唇。 「いぬい」 「て・・・っ・」 焦って息を飲む音。 掠める吐息に微笑い、乾のシャツを手塚は細く、白い指先で弄ぶ。 「どう、したい?」
例えば。 抱き締め合ったり。指と指を絡ませあったり。 キス、したり。
「それから・・・」
セックス・・・とか・・・?
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なあんて、嫌がらせのように手塚の強い乾塚を書きたくて震える。 忘れないように走り書き。
今日の手塚受け会合に触発されつつ(笑) もちょっと煮詰めて姐さん女房な手塚を書こう。誰も喜ばないカンジで。
2003年02月17日(月)
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