日記帳




2006年04月10日(月) そこに紙とペンがあったから

夏目瀬里菜さん常葉あいさんから「物書きさんなら一度はやってみたいバトン」を回していただきました。ありがとうございます!

Q.1 どんな文章を書いていますか?
ジャンル、ということでしたらば、もう気の向くまま無節操に色々と。
ファンタジー風のもの、現代日常風のもの、SF風のもの、等々ですが、最近では境界線が曖昧になってきてしまったので、なにやらごった煮のようなものを書いている気がしないでもありません。
文体、ということでしたらば、ええと……。
……センチメンタル、の一言に尽きるでしょうか。やっぱり。

Q.2 文章を書いている時に気をつけていることはなんですか?
佇まいと余韻です……と格好をつけて言ってみます。
前者は、私がしょっちゅう口にする「文章の整形」に関わって。自分で決めたルールは数々あるのですが、結局行き着くところは、できるだけ美しい姿で皆様の前に饗したい、というただそれだけなのだと思います。
後者は、先ほどの「センチメンタル」に関わって。感傷的な一人称をこよなく愛する書き手ですので、心情や感情を描き込みすぎないように(過剰に感傷的になりすぎないように)、とは思っています。描写を尽くして説明する部分、逆に敢えて口を噤んで語らない部分のバランスを見計い、美しい言葉を使わずとも美しい、残り香が漂うような文章を、というのが理想です。理想は高く果てしないのです。

Q.3 自分の書く文章を一言で表したら何ですか?また、まわしてくれた物書きさんの文章を一言で表したら何ですか?
 夏目瀬里菜さん
  まっすぐ。じっと前を見据える優しい瞳の気配。
 常葉あいさん
  しなやか。どんな世界へでも、すいすいと連れていってくれる風。
 自分
  散々考えた挙句ひねり出したのは、流れ、でした。

Q.4 アナタの身の回りにいる物書きさん20人の書く文章をそれぞれ一言で表したら何ですか?
20人挙げようと思うと、日が暮れて日が明けてもう一回くらい暮れてしまいそうなので、大幅短縮おふたりで。
  ねこK・Tさん
   繊細。けれども、脆さではなく芯の強さを秘めた繊細さ。
  三紀藍生さん
   透明。色硝子を通して世界を眺めるような。

Q.5 上の問題で書いた20人の物書きさんにこのバトンをまわしてください
受け取って下さっても通り過ぎて下さってもどちらでも構いません。興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、どなたでもご自由にお持ち帰り下さいませ。





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