今日は書くべきことが結構あるかも。
一つ目〜。昨日の日記にも書いたけど、今日の実験は、ねずみの小腸から
酵素を取り出す実験だったので、ねずみを殺さなくてはいけませんでした。
はじめに、デモンストレーションとして、先生が解剖して見せるのですが、
この時点で、すでに私はゲンナリしてました。
血や贓物が嫌いで解剖するのがヤなんではないのです。
ただ、人類医学の礎になるでもない、病理の研究に使われるでもない、ましてや
食されるでもなく、ねずみが人間に生命を奪われる、ということと、
それを私がしなくてはならないという事実がイヤでたまらなかったのです。
そんな感じで、先生が解剖してる間も、実験室の隅で、犠牲になるねずみの冥福を祈って、
うずくまってメソメソしていました。
その時突然、ドタッという大きい音がして、見ると、私と同じ班(4人班なんですが)の
男の子が、貧血で床に倒れてました。
みんな大騒ぎ。 でも先生だけは慣れてるのか、「あ、誰か倒れた?」という反応。
幸い彼は意識をスグ取り戻して、照れ笑いもできる余裕を見せてましたが、
さすがに顔は真っ青でした…。
男の人って、血がダメなひと、多いんですよね。
で、いざ4人で一匹のねずみを解剖する段になり…
先生が「どーーしてもダメな人は、やらなくていい。それは人の考え方だから」
と言ってくれました。
ところが、ここで大問題。
ウチの班、本来4人なんですが、ひとり、全く学校にこない男の子が数に入ってるんです。
つまり、通常3人。
そのうち1人はさっき倒れたばかり。とても解剖なんてさせれない…。
残ったのは私ともう1人の女の子。
私は、動物を殺すのは絶対イヤ…。…てことは、彼女1人で解剖するの?
この状況を見て彼女は、「ウチ、ひとりでやれるき。」と健気に笑うんです。
「ウチ、実家で鶏飼っとって、よーお父さんがさばきよるきに。」って。
彼女は解剖、全然平気なんだそう。
こんなとき強いのはやっぱり女なんですね。
結局彼女は、先生の助手の人とペアになって、さっさと解剖してくれちゃいました。
ごめんね、サトちゃん、明日からはちゃんと実験するからね…。
サトちゃんの取り出してくれた小腸、無駄にしないよ…。
二つ目〜。実験の後、もうひとつ授業をこなしてから教習所に行きました。
2時間連続で、車に乗ったのですが、一時間目の教官がめちゃめちゃ怖かった…。
普通、教官は生徒のことを○○さん、って呼んでるのに、今日の人はイキナリ、「お前」
とか言ってくるんです。
もう、怖くて怖くて…。
一時間、ずーっと泣きそうでした。
サイゴにローカルネタで。
帰りの電車で、JR、ダイヤがすごく乱れてたんです。
私の乗った姫路行の快速電車が尼崎に停まったとき、
普段なら、着いたホームの反対側には宝塚線の快速が停まってるはずなんですが、
なぜか、同じ方向の西明石行の普通が停まってたんです。
…この状況、どこかで…。
そう、宝塚線の普通に乗って尼崎に着いたとき、私たち神戸線の人間は、連絡している
西明石行に乗り換えするんです。
どうもソレと錯覚したらしい。
私は快速電車の車内で、幾分冷静に判断していました。
ところが、かなり多くの人が同じ方向へ行く快速を降りて、向かい側の普通に
乗り換えていくのです。
人がかなり少なくなった快速電車の車内。
人がかなり増えた向かいの普通電車車内。
そこに、「姫路行の快速電車が先に発車します」のアナウンス。
ハッと気づいて、さっき乗り換えた普通電車から戻ってくる人人人…。
これは一種の集団催眠ですよ。
内心大笑いでした。
今日はこんなカンジで。
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