| 『ヘドウィグ・アンドアングリーインチ』 |
観て参りました(一人で)(だって友達誘いづらい……)。
パルコ劇場は『二万〜』以来です。交通の便も割といいし(駅からちょっと歩くけど)まわりに店もいっぱいあるし、チケさえ取れればいい劇場ですよね。
内容は、性転換に失敗したロックシンガーのお話、なんですが。
三上博史、何かにのりうつられてるみたいだった。
すごかった。 今の日本で、あんな迫力のある方が美輪明宏以外にいるとは思わなかった。 私的にはそれを超えた。 毛皮のマリーを思い出したけど、お二方とも、寺山絡みですよ。 何者、寺山。(いや……美輪様はともかく、三上に関しては最後まで責任とった方がいいのではと思うよ)(無理ですが)
しかし、すごい。三上博史ってすごい。何と言うか良かったとか面白かったとか好きとかではなくて、
す ご か っ た 。
ていうかあんなに歌上手かったですか?(本城裕二の時)スゴイ声量だった……あれだけ動き回って……しかしミュージカルって、歌の時、観客は立ち上がって踊ったりするものなのですか?(踊ってる人いっぱいいましたよ……) 私、コンサートに来たのかと思った。 それにしてもすごい。 ていうか、オカマにしか見えなかった。(賞賛の言葉です) 途中で、「あれ……三上博史って、男……だったっけ?」とか本気で思った。(混乱気味) だってミニスカートに生足なのに、違和感ないんだもん………三上さんって、一体いくつなの?
それで、舞台の方は結局最後はハッピーエンドで、でも最後までお互いに通じ合ってなくて、ちょっとしんみりしました。 かけがえのない相手だという事を、お互いに自分のみがそう思っていると勘違いしていて、それでいいとすら思ってる。 でも、ヒロイン側に現在恋人である人がいるんですけど、モト彼(この言い方‥‥しかし他に説明出来ない)が運命の相手だという結論であるなら、今の恋人はどうなってしまうの? と思ったら、ラスト、二人はそれぞれの道を行くのかなと思わせる感じで、それも切なかった。 だってヘドウィグはトミー(モト彼のこと)には捨てられたと思ってるんだもん。(しかも自作の曲をごっそり盗まれて) ヘドウィグがひとりぼっちになってしまう!!
ああ〜何か切ない〜。でも究極のハッピーエンドではあるんですけどね。
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2004年06月04日(金)
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