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あの日のこと - 2002年07月25日(木) 書いていいのかわからないけど 人に読ませるものではないけど。 ものすごく暑い日だった。 あの日、みんなでカラオケ行って、そのあと友達のうちで飲んでた。 10時くらいかな、一人がかえらなきゃっていったから、おひらき。 友達の部屋をでたときに、「ちょっとよっていっていい?」て言われた。 別にいいよって言って私の部屋に。 いつもみたいにうだうだお話してた。 ポストカード見てたり、キーボード弾いたり、生きるとか死ぬとかそんな話もいつもどおり。 薬飲んでないせいか、彼が鬱にはいっていくのもなんとなく感じた。 なんとなく、キスとかされて、なんとなくそんな感じになった。 いつもと一緒だったはずなのに、なんだか強引だった。 あの日は。 どうしてもだめな一線があって、やだっていったのにやめようとしなかったから、少し泣いてしまった。 彼が傷ついたのがわかった。 何度も何度もごめんねっていってきた。 あなたが悪いわけじゃないよって伝えようとしたけど、彼がわかってくれたかどうかはわからない。 終電間近だったから、どうするって聞いたら「駅まで走るって」言ったから、ドアのところで見送った。 このまま帰したらやばいかなって思ったけど、どうしようもなかった。 10分位して、電話がかかってきた。 「電車乗れなかったからとりあえずもう一回行っていい?」って。 「待ってる」って伝えた。 20分くらい待ったけど来なかったから、やばいかもって思って電話したらドアの外にいた。 彼の手の甲には、傷がいっぱいあって、ち がながれていた ゆびさきまでつたわるちをみて こわくなった 部屋に入れて、血を拭いて、とりあえず消毒して 怒ったけど、彼は自分を責めるばかりだった。 机かりていい?っていって、何かを書き始めた。 苦しくなったから、部屋を飛び出した。 彼が追いかけてきたけど、無視して歩き続けた。 しばらくして部屋に戻ったけど、彼は誰かと電話をしていたから、外の階段に座ってた。 少しだけ事情を知った友達が、「大丈夫?」って言ってくれたけど、大丈夫ともそうじゃないともいえなかった。何かあったらすぐに行くからっていってくれて、少し楽になった。 正直、苦しかった。 何もできないと思った。自分の無力さと無責任さを知った。でもどうしてもだめなものはだめだった。それはできなかった。 また、部屋に戻ったら、今度は少し落ち着いていて、話せた。 何かを決めたといっていた。 教えてくれなかった。 次の日の朝、学校に行くとき、少しだけ元気になっているように思えた。 でも、いつもみたいに授業中に抜けていった。 帰ったのかなとおもったら、しばらくしてまたきて、かしていたお金をおいてまた出て行った。 友達が追いかけてくれたけど、しばらくして心配になったから私も教室を抜けて探しに行った。 彼の母親が迎えに来ていた。 「もうたぶん学校来ないから」っていって、過去問とかそういうの、渡された。 彼は帰っていってしまったけど、次の時間も私は授業に出る気になれなかった。 この日の話はこれでおわり。 ただ、午後の実習に彼は来た。 どういう気持ちだったのかわからないけど、次の日もその次の日も学校に来た。 私よりきっとずっとずっと苦しんでいただろう彼の力になるために私は彼を拒絶してはいけなかったの?中途半端に受け入れることはよくなかったんだろう。でも中途半端に受け入れることもしないまま拒絶することもできなかった。なにがよかったのかわからない。でも私の選択はあまりよいものではなかったことは知っている。 中途半端に書いてしまったけど、あの日のこと。 読んで、いやな気分になったらごめんなさい。 -
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