今日、列車の窓から景色を眺めながら、なんとなく考えていた。わたしは、あなたの場所から離れていく、一度は近づいていったのに。帰る時もまた、あなたに近づき、それから遠ざかる。まるで、あなたを中心とした振り子のように。わたしの心も、同じ振り子。あなたを真ん中にして、嬉しくなったり、悲しくなったり。あなたは、いつも、わたしの真ん中にいる。