たとえば、大切にしていたものを無くした時の寂しい気持ちや、喪失感。無いことは無いのだが・・・。今までは、ま、いっかって感じで何事も済ませてきた。
新しいものを手に入れればいいや！！
ないならないでどうにかなるさ！！

新しいものには、確かに目をひかれて、手に入れたときの喜びや楽しさはある。でもそのかわり、執着するって事がなかったと思う。思いいれもないし。

そんな自分がこれから何かに固執したり執着したりすることがあるのだろうか・・・。
と、ふと考えてみる。物にしても人にしても気持ちも、風景も・・・どれ一つとっても、これ！！って言うものが私にはなかった。

そういえば、周りの友達からは、クールだとか、淡白だとかよく言われていた。そういうことだったのか・・・。ふと気づいた。
自分にとって無くしては困る位必要なものが今までなかったって事なのだ。
なくすものがないって事なのだ。だからなにものにも固執せず、たんたんとして来れたのだ。

よく言うでしょ？なくすものがないから、何も怖くないって・・・。
だから何をしてもいいって事じゃないけれど、そこから何かを生み出すことが出来るとすれば、少しは救われるのかな・・・。

とりあえず、自分を大切にしていたいなと、自己中的発想で思ってみたりする。自分より大切にしたいものを持ってるって言い切るひとがいるけれど、それってどんな感じなのか・・・。

自分と同じくらい大切って言葉が今の自分には一番しっくりくる気がする。
さて、今の自分にとって、自分と同じくらい大切なものって一体なんだろうか・・・。