2002年09月19日(木) |
Image destruction |
仕事帰りに車を走らせる。 秋の日暮れは思ったより早くって日が沈んだ後の街は何だか物悲しい。
きっと明日は曇り空になるんだろう。星が一つも瞬かない。 秋の夜の空は手が届かないくらいに高くて少しだけ寂しい気持ちになった。
中学生の頃かなり年配の知人に言われた事がある。 けいのさんは、秋の雰囲気です。夏の華やかさではなく秋の落ち着いた感じ。少し控えめなイメージ・・・。主役ではなく、脇で少しだけ存在感を主張する感じ・・・。
もう二度と会えないその人の言葉はずっと私のこころの奥から離れない。 歳が離れているだけに、その頃の私には重みがあった。 私は華やかではないんだ。主役にはなれないんだ。 そう思い込んでしまった私はいつも少しだけみんなの輪から離れて静かに静かに存在してきた。 でも、時々主役になりたくて背伸びをする。言い方を換えれば努力をする。 それが失敗に終った時は悔しくて泣けてくる。成功しても自分ではない自分がいるような気がしていた。
自分らしさってなんだろう?私って何だろう? いつも私のテーマになった。
大人になった今ではあまり思い出しもしなかったが、今日は車窓から見た秋の夜空に感化され久し振りに思い出した。
今の私は一体どんなイメージだろう??
冬の凍結したイメージにはなりたくない。
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