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2002年12月22日(日) アトリエをやめた日。



8年間習っていた絵画教室を、やめる。
先生にそう言った。

もともと中3になったらやめようと決めていたのだけれど。
1つの区切りとして、あたしは来月、あのアトリエをやめる。

とても悩んだ結果だった。

はじめる時も理由はなかったから、
終わる今もこれといって理由は無いけど。
ただ、とても寂しいと思った。
あたしといっしょに成長してきたあのアトリエに、
もうあたしは行けない。
それは、とても寂しい事。
だけどあたしはやめなければいけない。

あのアトリエに居る人は、みんな本気だ。
それぞれに理由をもって筆や鉛筆をとってる。
理由も無くそこにいるあたしは、とても息苦しかった。
将来、絵描きになりたい人。
美大に入りたい人。
美術の先生になりたい人。
人生をやりなおしたいと言った人。
そのなかであたしは、理由を見つけられなかった。
そうしてあたしはあのアトリエを去る決意をした。
暖かい場所を手放そうと決めた。

なりたいものや、やりたいことにむかって、
みんなそれぞれに一生懸命なあの場所で。
学ぶ事は多かった。
大切な場所。
とても、とても。
大切な想い出。
大切な人。

全部の想い出をひっくるめて。
あたしはアトリエを去る。
だからあたしはそのかわりに、
自分の夢を精一杯追いかけなきゃいけないのだろうと思う。



久保田先輩がいた。
今年最後に、あなたに会えてよかった。
何もいえなかった。
ごめんなさい。



いまのあたしには抱える物が多すぎて。
こうやって去ることだけで精一杯だ。
想い出をこうやって一つ一つ捨てていくのは、とても哀しい。
哀しいけれど、あたしは前へ進む。
そのために笑顔でアトリエを出たんだ。
夢を追いかけなければ、あのアトリエの人たちに失礼だ。

とても綺麗な場所。
綺麗な絵をかく人。
綺麗な心をもってる人。
綺麗な言葉を紡ぐ人。
綺麗に笑う人達。

あたしはあの綺麗な場所が大好きだった。



ごめんなさいじゃなく、ありがとう、だよね。


さようなら。

そして、ありがとう。


あたしは夢に向かって、頑張るから。


さようなら。

さようなら。




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