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2003年03月27日(木) 優柔不断な弱さ



高校野球を見るのがとても恐くなった。
某方に“強いね”と言われたことを思い出した。
また別の人に“臆病なのに進もうとしている”と言われた事も。
2人ともあっているのだと思う。
あたしは無用に明朗で臆病でそうして、憧れる強さに向かって走ってる。
私は世間一般では強い部類に入るはずだ。
けれどあたしは決して強い訳では無いんです。
強い部類に入るけれど、決して強くない。
優柔不断な人間です。
私は優柔不断というのは弱さだと思ってる。
欲望に勝つ人は強い。
そうして、欲望に負ける人も強い。
あたしは勝つ人間になりたいと思いながら、なれなかった。
欲望に負けたほうが楽だと知っていながら、悔しくてできなかった。
どうして。
野球を見れば、あの子を思い出すのはあたりまえなのに。
それを拒否する事ができなかった。
ならいっそ、ずっと見ていられればよかった。
けれどそれもできなかった。
テレビをつけては消して、つけては消して、その繰り返し。
本当に駄目な人間になってしまった。
今のあたしはなんて無様で、弱いんだろう。
地面を這ってでも生き抜かなくちゃ、もう進めやしないのに。




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