2003年09月09日(火) あたしは混乱してイカれちゃいそうだった
最近あいつをよく見かけます。
話さないけど。
今更なぁ…って感じで上手く喋れないし。
あたしはずっと学校を辞めたいと思ってた。
もちろん今もそう思ってる。
やりたくもない科目を嫌々やって、無理矢理頭に詰め込んで、すぐに忘れて。
振り返っても1年前に何を勉強したのかすら覚えてない。
苦痛な日々を過ごしている上にそれらはなんら意味の無い日常。
嗚呼、あたし、死にたい。
ノストラダムスの予言もヨハネの黙示録も全部あたればいいって思ってた。
誕生日も自分の名前も性別も生きていくルートも運命も
自分で決められないならせめて命日くらい決めたかった。
あたしは生きている、けど。
将来の夢も今やりたいこともちゃんとあるのに。
校長先生の話なんか長くて暑くて熱射病を招くだけで。
あたしを含めほぼ全員が先生の話なんか聞いてないというのに。
日本は形式にこだわりすぎだよ。
制服を着ると窮屈に感じる。
放り投げた名札は今も行方不明。
中学校で習う全ての事をいくら完璧に記憶しても
あたしがなりたいものになれるわけじゃない。
気持ちを伝える文才が欲しい。
本が読みたい。
今自分のやりたいことをしたい。
あたしが生きているのはあたしが生きようと努力してるからで。
そんな自分を少し甘やかしたりするのはそんなに悪い事ですか?
あいつはこんなあたしをきっと馬鹿だなぁって笑う。
あたしはそんなあいつの言葉を携帯の画面越しに受け取って泣く。
あたしが一人の時にやっちゃんは側にいてくれなかった。
寒くて震えてた時も恐くて寂しかった時もやっちゃんは遠くにいて、
ちっともあたしは安心できなかったじゃない。
あたしは混乱してイカれちゃいそうだった。
だからあたしはね。
もうやっちゃんのことはきっぱり忘れるのよ。
あなたはあたしを泣かせてばかりだったから。
だからあたしはね。
やっちゃんを見て笑うのよ。
大笑いして少しニヤついて、意味ありげに微笑するのよ。
あいつはこんなあたしを知って、それでも未だきっと笑う。
あたしはあんたが悪魔だと知ってても、笑ってあいつについていく。
Before
After
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photo by nezi-shiki