暗号 − Homepage



2003年10月16日(木) 街が朝を始める瞬間をじっと窓際で待っていた



はーい!今テスト期間でっさ!
・・・やべぇってばさ。
いや、ってかこの際テストのことはもうどーでもいいのですよ。

とりあえず今は遊びたい。
自由がほしいとかそういうんじゃない。
遊ぶことが自由だなんて思わない。
遊びだっていわば一種の拘束だ。
中毒みたい。

日常のなんでもないことがあたしにとってはとても大切。
例えばオレンジジュースをコップになみなみとついで光に照らす瞬間だとか。
例えばアルバムの1曲1曲が終わる瞬間だとか。
そういうなんでもなくて酷く不必要な瞬間があたしには必要不可欠。

あたしの心は明け方に1番澄んで綺麗になる。
透明な空気がまわりを取り囲む瞬間を1日の内で1番良く感じられるから。
透明な空気っていうのは、例えば音楽が始まる時。
どこから歌詞が始まるのかなんて初めて聞くときには分からないはずなのに、
「あぁ、はじまるな」ってちゃんとどこかで感じていて、ちゃんと歌いだしていた。
例えば机の上の落ちかけのふでばこ。
「あぁ、落ちるなぁ」って思って、そうしたら次の瞬間にちゃんと筆箱は落ちた。
そういうどこかで感じる不思議なものをあたしは大切にしてるんだ。


なんでもないことを澄み切った心で感じるのはとても幸福。

朝焼けを見つめながら砂糖は入れないでたっぷりミルクだけをいれたコーヒーを飲む。
またあるいは、甘いココアを。
立ち上る湯気を見つめながら街が朝を始める瞬間を待つのが好きです。
週に一度はそうするようにしてる。

なんでもないこと、不必要なもの、そういうものから感じられる「何か」があたしは好きです。




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