| +-- ★うん、やり始める。 --+ |
「……お前、何でそんな泣きそうな表情なんだ?」 そう尋ねられ、赤い髪の青年は思わず声の主に顔を向ける。 声の主…金色の髪の青年は、彼自身もまたとても悲しそうな表情で…じっと自分を見つめていた。
「あんな事になって、悲しいのか…?それとも―――」 「悲しい…?」 小さく呟き、そして……自分の腕に抱えた身体を見下ろして、軽く首を振る。 力の抜けた身体の、青緑色の髪の少女の閉じられた瞳には、涙の痕。 「違うな。確かに悲しいけれど…それは、俺以上にこの子のほうが―――」 「……」 「それに、今の言葉…そっくりそのまま、お前に返すよ。俺はまだこの子が…救いがあるけど、お前は…」 そう言って、彼が抱えた人物に、その赤い瞳を向けた。
金髪の青年が抱えるのは、白金の髪を持つ美しい少女の、完全に力の抜けた身体。
まるで眠っているだけのようなその姿は……その身体には、『生命』の輝きはなかった。 呼吸すらない、不可侵の領域に存在する…全ての『生』を止めた、ただ其処に『在るだけ』の存在。
口元に、酷く悲しそうな笑みを浮かべて…彼は軽く首を横に振った。 「……彼女が、望んだことだったんだ。悲しいけれど…でも。―――約束、したから」 「約束…?」 「ああ、そうだよ。……彼女を、必ず『時』の支配から解き放つから、って」
滅びようとした世界を救う為に、自らの身体と命を犠牲にして止めた、白金の少女。 その彼女を心から大切に想っていたこの青年は、その愛した存在を…自らの手で、失うことになった。 その悲しみと苦しみは、どれほどのものだったか…。
それでも、青年は…希望を失ってはいなかった。 彼女との約束が、彼の信念を支えて……そして、そんな悲しい表情ながらも、笑顔を生む。
同じことが…彼にも、そして腕の中で眠る少女にも、できるだろうか。
「……この子は、ずっと苦しむかな。自分の身代わりになったアイツを想って…」 どんな事を言っただろう。アイツは…姿を消す直前に、最後に何を言った?
『今すぐ目の前から消えろ』と、そう言っていた。 しかしそれは……恨みでもなんでもない。
ただ―――俺と、この少女の『存在』を救う為に言った、最後の『約束』。
彼もまた、その顔に悲しみを浮かべながら…笑って、言った。 「…そうだな、俺はアイツとの約束を、果たさないといけないな」
↑ネタだけは溜め込んでるからこの辺りの話を書きたいのだけど… どうしても書き進めようと思うと、一度思いっきり設定をどこかに書き出さないと分からない気がする; まあ、Xepherバトンで答えた内容を持ってくれば良いのかな。
しばらく日記SSをサボってた&更新事態もサボり気味になってるので…何とかいろいろやりたいと思います; 拍手に書いてたSSをいろいろ付け加えて完全な小説にアップしたいし。 1月中はやっぱり仕事とか忙しいので難しいところもあるけれど…うん、頑張ります。
年末年始に熱出した代償に、本日自分の部屋の大掃除。 と言っても、窓拭いたくらいだけどねえ。だって面倒なんだm(以下略。
ああ…なんか今日も掃除後眠くて眠くて。何かもう疲れがあまり取れないんだけど…。 そう思うようになってくるともはや歳以外の何者でもないわ(つд`)
あああ、明日には掲示板レスしますのでお待ちください!!
一昨日床で寝込んでいた影響か、またちょっと体調不良モード復活。……大人しく寝ておこうね私。妹がもうすぐ受験だから風邪厳禁;
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| 2006年01月08日(日) |
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